【子育て】子どもは褒めて育てると嘘つきになります

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よく「子どもは褒めて育てた方がいい」なんて聞きますが、アドラー心理学的に言うと「子どもは褒めて育ててはならない」そうです。
 
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photo credit: palindrome6996 via photopin cc

 

ここで私が言う「褒める」とは子どもがやったことに対して、親や大人が「評価をする」ことを言っています。何かを測ったり比較して、誰々よりも何々よりも「良い」といって褒めること。

 

褒めるとやる気が出て、またがんばろうって思います。でも実は、本来の自分らしさを失い、褒められたい・認められたい人の価値観の中で生きるという辛い選択を無意識のうちにするようになるのです。

 

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他人の価値観の中で生きると失うもの

「学び」について例を挙げてみます。
本来学びに対する積極性は、純粋な好奇心や探究心からくる自発的なものです。ですが、例えばテストで良い点を取って大人に褒められたり逆にけなされたりすると、純粋な好奇心や探究心ではなく「誰かに褒められたい・認められたいからやる」に変わっていってしまうのです。そして、人に褒められるために、けなされないために、点数を取るということが目的になってしまう。

 

つまりこれは「上下関係意識」「他者の価値観の中で生きる」始まりなのです。
評価をされるということは、評価をする側とされる側がいる、つまり上下関係があることを暗に示しています。
それにそうやって生きていくと、他者から評価されるのが当たり前になり、当然認められると気持ちがいいし嬉しいものですからそうしてもらえることを目指すようになります。

 

「褒められるからやる」という目的になってしまうと、「褒められないからやらない」ということになり、他者の顔色ばかりを気にして純粋な好奇心や探究心が育たなくなるのだと思います。

 

 

自分を取り繕って生きるのは辛い

褒めてくれる人が常に周りにいれば楽しく生きていけると思いますが、長い人生そうそう同じ環境で過ごすことはないでしょう。世の中は時に厳しく残酷です。そんな大海原の荒波に直面したとき、ずーっと褒めてもらえなかったり認めてもらえなかったりすると、やがては劣等感を感じるようになります。

 

それが行きつく先は「自分を取り繕って良く見せる」とか「自分には存在価値がないと感じ自分を嫌いになる」ではないかと。

 

親や大人は自立して欲しいと願っていますが、もしかしたら知らないうちに逆のことをしているのかもしれません。子どものもつ純粋な「なにか」を潰し、子どものやることにいちいち評価をつけ、親や大人、他者の価値観で生きることを押し付けているのです。

 

結果この世界は、自分らしく生きれない、自分を好きになれない、とても生きにくいものになっていくのです。

 

 

人生を楽しむために必要な心構え

で、なんとか自分の頭の中にこびりついている「認めてもらいたい!」という欲求を満たしながら生きていく人だって出てきます。私なんかまさにそうでした。誰かに評価されることが喜びであり、誰かにバカにされたくないから自分を取り繕ってウソをつく。

 

そうやって、本当の自分らしさを偽ってウソをつくようになるのではないかと思います。
つまり、「子どもは褒めて育てると嘘つきになる」のです。

 

この話はアルフレッド・アドラーの心理学について書いてある以下の本に書いてあったことを参考にして書きました。極端な話かもしれませんが、自分自身にも心当たりがあるし納得でした。

 

 

「人生を楽しみながら生きていく」ために絶対に必要なことは、自分を好きになり、他者の価値観の中で生きるのではなく、いつでも自分らしく自然体で振る舞えることだと思います。サラリーマンとして生きていると、どうしても他者の価値観の中で生きなければならない場面が多い気がしますが、自分の人生を大きな視点で眺め、自分自身の人生であると自覚すると、それって結構辛いことだなーと。

 

 

学力世界一のフィンランド教育

学力世界一のフィンランドでは、テストに点数をつけない・順位をつけない・比較しないという考え方が教師の間では広く共有されているそうです。それは以下の理由からだそうです。

 

・成長期の子ども達を比較して、人生を否定するような「バツ」をつける必要はない。
・フィンランドでは個性を大事にするのは当然であり、教育の礎となっている。個性とは他人と比較して初めてその子どもに個性があることが分かるのだが、それと同時に個性とは他人と比較してしまうと萎縮して薄れるものなのだとフィンランドでは言われている。
・順位や点数で子ども達にレッテルを貼付ける行為は大人側の都合であって、決して子ども側から望んだものではないことだけは事実。

 

以下の本より引用。

 

んー、、、大人の人生を否定するような他者との比較は、子どもの人生を歪ませ、個性を失わせるのではないかと考えさせられます。
学力世界一のフィンランドでは、大人が「他者と比較して評価をしない」という考えが一般的であるというのは示唆に富んでいますね。

 

 

まとめ

この前、子どもがモノづくりをしていた時、子どもが表現して形になったものを「いいねー!」という軽い言葉でほめてしまいました。「いいねー!」は意味が曖昧で何がいいのかよくわからないし、そもそも子どもの表現に大人の評価は必要ない、上下関係意識の表れだし、「評価されるためにやる」となってしまえば純粋な表現を台無しにしてしまうな、、、と後で反省しました。

 

子ども達が個性的にまっすぐ成長していくためには、周囲の親の環境づくりが絶対的に必要です。
書いていて思いましたが、良い子育てとは、子どもが生まれながらに持っているモノをいかに傷つけずに守るか?ということなのかもしれません。

 

あなたの人生の文字盤が見つかることを願っています。
それでは!
 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ 2016年3月に長年勤めた工作機械メーカーを退職し、「独立して生きていく」ことを目指して出発しました。 文章を書くこと、子どもと触れ合うことが大好きです。 「相手の望んでいることを120%理解し、自分にできうる最高のパフォーマスンスを発揮する」ができる人間になることが、2016/8〜3ヶ月の目標。 最終的には「人の中に眠っている力を発見し、引き出せるヤツ」になりたいと思っています。 よろしくお願いします! 好きなこと: 歌(カラオケ)/ブログ/読書/ノート/旅/キャンプ