お父さんとの関係が良好なアラフォー女子がなかなか結婚できない理由

 
結婚を先延ばしにする人が増えているようです。
 
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photo credit: stevendepolo via photopin cc

 

結婚って、自分の自由がなくなるという理由で敬遠する人が多いと思うのですが、そんなに悪くないものです。確かに自由は減ります。子どもが生まれたら、それこそ一人の時間、自由なんかはほぼないと言ってもいいと思います。自分の人生を分け与えるのが子育てですからね。特に、「昭和時代の常識」に囚われた夫婦だと、女の人は本当に大変だと思います。

 

よく結婚は、「タイミング」と「勢い」なんて言いますが、本当にそうかもしれません。結婚しようなんていう決心は、間違ったり勘違いしないとうまれないんじゃないか?とも思えてきます。論理的に理屈っぽく今や未来の状況を考えてしまうと、踏み出すことができなくなってしまうというのも分かります。

 

最近こんな記事を目にしました。
アラフォー(35才以上)女の結婚率は1%未満という衝撃
この記事の元になった記事はこちら。
独身アラフォー女性は果たして10年後に結婚できているのか?
 
アラフォー女性が10年後に結婚している確率は1%というのは、結構衝撃でした。
 
「理想が高い」「プライドが高い」など、なぜ結婚できないのか?っていうのは、色々な説があると思いますが、「お父さんとの関係が良好なアラフォー女子」という特定の状況について、お父さんの影響力を考えながら想像を巡らせてみようと思います。

 

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アラフォー女子とお父さんの関係

私も3番目の子どもが女の子なのですが、女の子はまた可愛さが格別だというのを実感しています。当然男の子もかわいいし、大切な子どもだということには変わりはありませんが、まず大前提として、娘は「超かわいい」のです。
 
そして、アラフォー女子のお父さんは、ほとんどの場合、団塊の世代の方々で日本の高度成長を支えたモーレツサラリーマン。
そんなお父さんは仕事で平日夜遅く、休みの日にしか会わないという状況だったと想像します。お父さんは休みの日にしか会えないため、平日の子育ての苦労はあまり知らず、「可愛い」という気持ちに特化して娘に接するため、「溺愛」になる。
 
娘の方もたまにしか会えない、あまり叱らない、物知りで、自分を可愛がってくれるお父さんを好きになり、憧れるようになる。

 

 

お父さんによって作られる足かせ

一回でもお父さんに憧れると、それが理想として頭の片隅に残り、大人になったときの男子を見る目に反映されます。子どもの頃から無意識に刷り込まれ、培われてきた「バイアス」は、男子との関係を築く足かせになる。
 
そのバイアスの「重さ」「強さ」によって、どんな男子を選ぶのか、つまりはどんな男子しか選べないのか、ということになっていきます。そしてそれが強くて重いほど、一歩踏み込むことができなくなるような気がします。
 
「重さ」「強さ」はお父さんの持つ人間性、性格、厳格さ、考え方、女性への接し方など、、、お父さんを形作る全てです。そのレベルが高ければ高いほど、足かせは重く、強くなる。
 
お父さんとの関係が良好な女子は、無意識にお父さんを基準として男子を見てしまいます。そうやって、結婚できる(している)アラフォー女子となかなか結婚できないアラフォー女子が分かれていく。
というのが私の想像です。

 

 

「お父さん自身」という足かせ

娘が大好きなお父さんによるバイアスもあります。娘が連れてきた男子を見る目こそ足かせです。自分の娘に見合う男かどうか?と言いながら、自分のお眼鏡にかなう男かどうかをチェックする。その上で、「娘が選んできた男なら」と納得して何も言わないお父さんであれば問題ありませんが、大抵は言うでしょう。それも重くて強い足かせですね。
 
娘が連れてきた男を、1,2回しか会わずに表面的な部分で判断すれば、それは重い足かせです。それを何度も繰り返せばより「重くて強い」足かせになっていく。
 
でもこれは、お父さんとしては自分の娘のこれまでの育て方を否定することになりますよね。それはそれでお父さん的にもグッとくることでしょう。
自分が一生懸命育てた娘が、巡り巡って選んで自分の目の前に連れてきた男子を信じることは、つまり自分の娘を信じるということです。自分以外の部分にも強力なバイアスがあったら、娘さんはかわいそうです。
 
お父さんは、そこにはよっぽどのことでもないかぎりは口を出すべきではないと、私は思います。
 
これはお父さんの問題なので、解決するのは難しいですかね、、、でも「自分の育て方が間違ってたというの?」というセリフは殺し文句になりそうな気がします。

 

 

足かせを認識することが一歩踏み出すキッカケになる

バイアスはモノの見方を狭め、まだ出会っていない素晴らしい世界を見えなくするものだと私は思っています。
冒頭にも書いたように、家族を作るということはそれは大変なこともありますが、モノの見方は劇的に変わり、結婚以前とは比べ物にならないほど多角的で広い視野を手に入れられます。少なくとも私は、結婚以前の自分とは全く違う新しい自分を知り、人生が確実に広がりました。

 

このケースでは、お父さんがだらしなくて、お父さんが嫌いなら早く結婚できるからその方がいいのか?という話になるかもしれませんが、どちらがいいのかなんて誰もわかんないですよね。
素晴らしいお父さんに教えてもらったこと、結婚してから学ぶこと、ダメダメお父さんと過ごした幼少時代、成人してからの楽しい独身生活、、、結局人生をトータルで考えたときには、なんか釣り合いが取れてしまっているような気もします。

 

一度自分の過去を紐解いて、今現在の男子の見方を考えてみるのもいいかもしれません。もしそこにお父さんの影がちらつくのなら、その基準を絶対と考えずに目の前の男子と付き合ってみる。
 
そうは言ってもこれからの切実な現実を考えてしまいがちですし、昔からの習慣を打ち破るのはどんなことでも難しいんだと思いますが、、、
バイアス、足かせを認識して、目の前の男子と付き合ってみる、というのが一歩踏み出すキッカケになるのではないか?というのが私の考えです。

 
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photo credit: Por mi tripa… via photopin cc

 

あなたの「人生の文字盤」が見つかることを願っています。
それでは!
 

ABOUTこの記事をかいた人

東京都北区出身。 これまでの経験と読書遍歴を活かして、現在は動画制作・コミュニティー運営・速読読書会開催・YouTubeチャンネル運営・オンライン講座を通じて、人が自らの才能を発揮し自由に生きるためのサポートをしています。