素晴らしい記事だと思ったのでシェアします。
私にとってはかなり衝撃的でした。
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「より速く適切に学べる人」:その理由 « WIRED.jp
この記事では、どのような教育をすると間違いから適切に学ぼうとする人と、そうでない人に分かれるのか?をある研究をもとに説明しています。
ドゥエック氏の最もよく知られた研究は、クローディア・ミューラーとともに、ニューヨーク市内の12の学校で行ったものだ。研究では、5年生400人あまりに、言語を用いない比較的やさしいパズルを課題として与えた。テスト終了後、研究者たちは生徒たちに点数を伝え、簡潔な言葉でほめた。半分の生徒には彼らの知性をほめた(「あなたは頭がいいんだね」)。残りの半分には彼らの努力をほめた(「一生懸命やったね」)。
たったこれだけ。
たったこれだけの「差」がその後の子どもたちの大きな影響を与えたというのです。
この研究でわかったことは、
知性をほめられた子どもは、自分を賢く「見せる」ことに気持ちを向けるようになり、間違いをおかすリスクをとれなくなった。
努力をほめられた子どもは、失敗を理解し、失敗から学び、より良い方法を編み出したいと思った。
ということ。
人間は本来みんな「学ぶ」ということに貪欲なのだと思います。
学ぶことは楽しい。成長することは楽しいし嬉しいんです。
でも、育った過程の中で「何をほめられてきたか?」というたったそれだけの差で、「学びたい!」より、「失敗したくない…」を優先させてしまう心を作り出してしまう。
これはとても衝撃的な話でした。
失敗を恐れる人は多いと思います。
考えると私もそういう傾向がある。
ただ、最近は「失敗をすることが成長につながるんだ」ということもなんとなく理解できています。
子どもには「失敗を恐れる小さい人間になって欲しくない」と前々から思っていましたが、このことを知らなければ私は知性をほめることをやめなかったでしょう。
努力をほめること。
これは失敗を恐れない心を育む一つの方法です。
失敗を恐れない心を育めば、失敗から学び、より速く、そして継続的な成長ができる人間になれるのかもしれません。
そして既に33歳になってしまった自分自身の失敗を恐れる心も、原因が分かれば変えていけます。
簡単ではありませんが、本当に恐れていることが何なのか?を見つめ直せば、私も心のリミットを外して成長を続けられるハズです。
とても衝撃的で、勉強になり、勇気をもらえた素晴らしい記事でした。
そして、この記事の最後にはこんな事が書いてありました。
「試してみたら失敗した。それがどうしたというのだ。もう一度試せ。もう一度失敗し、よりよく失敗するのだ」
それでは。
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