人生初の読書会を、上田のオシャレブックカフェNABO(ネイボ)さんで開催しました。なんと12名もの人が参加してくれました!
「ぐちゃバラ」チームをひとつにまとめるリーダーになる読書会
読書会開催に躊躇しているそこのあなた。できますよ。
絶対にできます。ぼくにもできたんだから。もうね、とにかく「やってみる」だけです。
さあ、躊躇しているあなた!とりあえずNABO(ネイボ)さんに相談してみましょう!笑
キッカケは、たまたま偶然「「ぐちゃぐちゃチーム」の「ばらばらメンバー」をひとつにする方法 (アスカビジネス)」という本の著者である、西邑浩信さんという方と東京で開催された「イノベーションファシリテーター講座」で出会い、たまたま別所温泉に旅行に来るということで、「じゃあ読書会しませんか?」となんとも軽いノリでお願いしたら、「いいですよ」と言ってくれたからです。神様!笑
西邑さんの会社のwebページはこちら:ワークスアンドシンプリシティ
この読書会は、西邑さんとぼくの出会いなしには成り立たなかった読書会。
んー人生ってステキ笑。
というわけで、2016/2/8に開催した「「ぐちゃぐちゃチーム」の「ばらばらメンバー」をひとつにする方法 (アスカビジネス)」を題材にした読書会の様子と、セッションの中で見えてきた「ぐちゃばら」チームが最高のパフォーマンスを出してしまう7つの行動について書いていきます。
「ぐちゃばら」読書会開催の目的
開催したのは、上田在住のビジネスマンやチームに関わる仕事をしている方々が、本とその著者さんを通じて、悩みを「明日のアクション」につなげられれば最高だなと思ったからです。
結果、、、素晴らしく前向きな方々ばかりが集まり、個々が持っている本質的な悩みとつながり、自分で解決策を見つけて明日のアクションを宣言してしまうという、恐ろしく素敵な時間と場になりました。。。幸せ。笑
え?これ、読書会って言っていいの!?
これがまた革命的な読書会だったんですよ。
まず、「本は読んでこなくてもいいです」という設定でした。
これだけでも「えっ!?」って感じなのですが、さらにハプニングが。
嬉しいことに、前日当日に参加表明された方が結構いまして、用意していた本では足りなくなってしまったのです。参加者12名に本はなんと6冊!
ここでどうしたかと言うと、西邑さんのアイデアで「本は2人に1冊で使ってもらいます」と。
で、
「1分交代で本を読みます。」
「読んだ人は、相手が読んでいる間に頭に残っているキーワードを紙に書いていきます。」
「これを5サイクル繰り返して16のキーワードを書いてください。」
という荒技に出たのです!笑
これが大成功。
みなさんしっかりアウトプットされ、集中しつつも楽しんで結果が出るという、魔法のような10分間になりました。
「ぐちゃばら」チームが最高のパフォーマンスを出すためには?
みなさんのアウトプットが素晴らしすぎたのでまとめてみます。
と言っても回収できた一部の方々のものから、ぼくの視点で抽出した「「ぐちゃばら」チームが最高のパフォーマンスを出すための7つの行動」ですのでご了承ください。
1.とにかく相手を知ろうとする
「自分の常識は相手の非常識である」という意識を持つことが「本当のコミュニケーション」である、というようなことが本には書いてありました。
自分と相手は違うということを忘れず、自分と相手の意見が違うからといって離れるのではなく、問いかけを繰り返して、もっと聞いて、話し合って、相手を知ろうと努力することが大切であるという気づきでした。
2.相手に問いかけ、相手が答えを見つけるお手伝いをする。
仕事は、まずは自分の力でどこまでできるかが勝負です。個人の力が備わり、認められないと、仕事の幅を広げられません。
で、その延長線上でずっと仕事をして昇進・昇格していくと主観が強いままで、しかも組織で働いていると、どうしても上下関係での意思決定になってしまう。
それが当たり前になると、当然個々の力は抑えられ、最高のパフォーマンスを出すチームは生まれにくくなります。
個々の力を最大限引き出すためには、まず個々の気持ちが立ち上がらなくてはなりません。
そのために、相手に問いかけ、相手が持つ課題の答えを自ら見つけるお手伝いをする姿勢が必要になってくる、という話。
3.気持ちのキャッチボールを心がけてコミュニケーションする
大抵の人が、「言って満足」「聞いて満足」で終わるコミュニケーションをしているという、西邑さんのお話がありました。
キャッチボールで言うと、「投げて満足」「受けて満足」してボールがお互いの間を行き来しない状態。
お互いの次の言葉につながるように、相手の話をしっかり聞いて自信を持って返答することと、問いかけを繰り返して相手のことを知ることが大切です。前提として、自分が言いたいことを言い切ること、相手の言いたいことをちゃんと聞く意識を持つこと。
4.「間」は真空、じっと待つコミュニケーション
「間」が空くと不安になりませんか?不安になって言葉で埋めようとしてしまうんですが、意識して適度に「間」を開けると相手の言葉が引き出せる、という話です。
「焦って自分の言葉で埋めるのではなく、「間」で真空をつくり、そこに相手の言葉を吸い寄せる。」
というコミュニケーションもあるよ、という西邑さんのアドバイスがありました。
5.未来をみんなで楽しみながら妄想し、共有する
リーダーが目標を一人で考え、それを理解・納得・共感してもらおうとするケースが多いのかもしれませんが、もし本当に「みんなが幸せな未来」に向かっていきたいのなら、どんな目標にするか?を一緒に考えることから始めた方がいいでしょう。
目標を決定する話し合いが、妄想を楽しみながら行われるのなら、素敵なこと。
楽しい気持ちでなければ、力の湧いてくる目標は生まれません。
「未来をみんなで楽しみながら妄想し、共有する」は、チームが最高のパフォーマンスを引き出すために必要なプロセスですね。
6.集中力の反対側にある「テキトーさ」を大切にする
西邑さんは良い意味で「テキトー」で、ぼくはそういうところが結構好きです。
「テキトー」とは、「投げやりにやる」とかそういうことではなく、一生懸命考えて集中してコトにあたるけれど、適度に力を抜いて全体を見渡し、状況を楽しみながらやる、ということだと感じました。
影山さんの「ゆっくり、いそげ」と同じようなことだな。「集中!集中!」という大事だけど視野が狭くなるような行為の、反対側にある「テキトー」さを同時に持つことが大事。
7.実現していくための「時間」と「空間」を整理する
というようなこれらの技や意識を備えながら、目標を実現していくための「時間」と「空間」を整えることが必要です。でもそれは、「リーダー」と呼ばれる人が一人で献身的に身を削って頑張ればいいのではないということがわかりました。
この読書会の雰囲気のように、「一人一人がリーダー」である当事者意識を持って、目標を実現するための「時間」と、行動を後押しする場とか雰囲気を生み出す「空間」を、チームメンバー全員で整えていくことが大切で、そのために「対話」は欠かせないものだという実感を持ちました。
まとめ
西邑さんと参加してくれた皆さんのおかげで、本当に素敵な場になりました。
熱気が生まれ、当事者意識が盛り上がり、笑いあり涙あり?で、最後はそれぞれの次のアクションが決まってしまうって、振り返ってみるとなんだかスゴイことですね。
今回わかったのは、
・読書会は、本を読んでこなくてもできる!
・読書会は、気づいたことをみんなで共有することが大事である!
・読書会は、得た知識から気づきを得てアクションに変える場である!
ということ。
はじめて開催した読書会が、この読書会で本当に良かったです。
最後に西邑さんのマジックお披露目。
この人本当に何者なんでしょうかね…?笑
みなさん本当にありがとうございました。
西邑さんも自分のブログに当日の様子を書かれていました。参考にしてください!
【ぐちゃばら読書会】 in 上田 | 最幸の脇役-組織と人材のコンサルタント-
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2016/2/29にまた「読んでこなくてもいい読書会」を開催します。
「ストーリー思考」で3日後の未来を出現させる読書会
興味のある方は是非ご参加ください!
それではー!