目次
1.時間の使い方を知る
2.自分にとって大切なもの/大切でないものを知る
3.大切なものにすべてを注ぎ、大切でないものを捨てる
4.時間の余裕から心の余裕を作る
前回は「1.時間の使い方を知る」について書きました。
時間の余裕を作るために、まずは日常を記録・測定して無意識に使っているものを意識の中に戻すことから始め、少しずつ「穀潰し」や「憂い」の時間を「備え」に持っていくことで、時間の使い方を改善していこう、という話でした。
私の場合まだ始めたばかりで時間の余裕はまだまだできていませんが、測定をし始めて時間を意識するクセがついてきました。以前はただ忙しい忙しいと言っていただけで、何が忙しいのか?そもそも本当に忙しいのか?ただ忙しがっているだけではないのか?分かりませんでしたが、測定をすると何をどうすれば良いのか分かってくるんです。
さて続いては「2.自分にとって大切なもの/大切でないものを知る」という次のステップに進んでみようかと思います。私はまだ1.ができていませんが、同時進行的に進めていこうと思います。
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2.自分にとって大切なもの/大切でないものを知る
よく考えると、1.でやる「時間の使い方を知る」作業によって「自分にとって大切なもの/大切でないもの」のヒントが拾えますね。自分にとって大切だと思う時間、大切だと思わない時間が明らかになるわけですから。
それに加えてやるべきこととして、まずは「大切なモノ・コト・ヒトはそんなに多くない」というのを意識することです。身の回りを見渡してみると、それらは考えられないくらい大きく膨れ上がっていませんか?どんなに膨れてもうまく整理できている人は人生うまくいっている人だと思います。
能力の高い人は身の回りのことが大きく膨れ上がっていても、うまく整理しながら平常心を保って日々を生活できるかもしれませんが、私のような凡人はうまくいかない、というのをしっかり自覚しています。
自分にとって大切なものと大切でないものを知っている、というのは、つまり目の前で起こっていることを整理して優先順位をつけているということ。
つまり、整理することが大切だと思うのです。
でもこれが、分かったところでなかなか難しいんですよね、、、
整理するというのは「物理的」なものと「精神的」なものに分けられますが、それらはつながっています。「机の乱れは心の乱れ」なんて言いますよね。これは本当のことだと最近分かるようになりました。いきなり「整理しよう!」と始めてもわけ分からないので、「物理的な整理」と「精神的な整理」という2つの軸で考えていこうと思います。
2.1 物理的な整理
最近断捨離の本に学んでちょっとずつ家の中のいらないものを処分したりハードオフに売ったりしているんですが、家の中が整理されてくると、なんだか少し心が落ち着いてくる気がしたんです。
家の中が汚いのには子どもの頃から慣れっこで、むしろ雑然としていた方が好きだ、なんて自分では思っていたと思っていたのですが、実は気にしていないと思っていても、無意識の中ではイヤだったんでしょうね。本当はずっと気になっていた。それが行動にも影響を及ぼしていたんです。とっ散らかっていると、集中ができないのです。
断捨離をして、少しずつ家の中の見えない部分が整理されてくると、なんだか頭の中も整理されてきます。こうなってくるとハマるわけです。「捨てるもの」を探したくなるのです。
これは、まさしく物理的なモノに関して、大切なものと大切でないものを知っていく作業。大切なものを知るためには整理が必要で、整理すると大切なものが見えてくる。表裏一体の関係ですね。
2.2 精神的な整理
これは頭の中の整理のことです。「気になること」があって頭の中がモヤモヤしていると、目の前のことに集中できないというのは多くの人が経験することです。
具体的にどうしたらいいのかと言えば、私は「書くこと」だと思います。正体がはっきりせずに頭の中に浮かんでいるものがモヤモヤなので、それを捕獲して現実の世界にさらけ出してしまえばいいのです。まずはそこから。
以前から存在は知っていましたが、この本を読んで「なるほど!だから大切なんだ!」と分かったGTDという手法。
すべてを頭の外に追い出し、リストという整理システムに預け、最新の状態に保つ。そうしてはじめて、リラックスしつつも集中して目の前にある仕事に取り組むことができます。
ということです。GTDの具体的な手法はまだ勉強しておらず、ここでは紹介できませんが、これからチャレンジしてみて良かったら書こうと思っています。
GTDだけではなく、ただのメモも、ブログを書くことも、マインドマップもそうだと思います。頭の中でフワフワしているものやカオスと化しているものを捉えて、一つひとつ整理していく。パソコンのフォルダ管理のように階層を作っていく感覚でしょうか?
すべて頭の中でやることができるのは、めちゃくちゃ賢い極めて僅かな人々ではないかと思います。私のような凡人にはできない。でも書くとなんとなく分かってきます。不思議な言い方かもしれませんが、書くことで自分が考えていることを知るのです。そして自分の考えていることを少しずつ整理していくのです。
頭の中がすっきり整理できて優先順位をつけれれば、やるべきことが気持ち的にも理論的にも明確になるわけですから、迷いがなくなり、目の前のことに集中できるようになります。
多くの作業は実際にやっている時間よりも、悩んでいる時間の方が長いそうです。
悩む時間がなくなれば、生産性はまちがいなく向上していきます。
自分にとって大切なもの/大切でないものを知ること、つまり頭の中を整理して優先順位をつけて、迷いをなくすことが「平常心」を生み出す2つ目のステップです。物質と精神はつながっているので、とにかく身の回りで気になっていることや思いついたことから整理を始めるのがいいかもしれません。
キーワードは「整理」「断捨離」「GTD」でした。
整理についてはこの本も参考になりました。