自分に嘘をつかないで生きるために、「おかしいな…」と思ったことはもうやめにしよう。

 

2015年10月、長野県上田市のNABO(ネイボ)で開催された「出張クルミドの夕べ」で、はじめてクルミドコーヒーの影山さんに出会い、2016年9月、2017年10月と合計3回お話をする機会をいただきました。

振り返ってみると、影山さんと出会ってからぼくを取り巻く環境は劇的に変化しています。

会社を辞めて、新しい仕事新しい仲間に出会い、新しい生活を始め、いまは自分のやっていることに日々納得しながら、いい時間を過ごすことができています。

何が起きて、どう変化し、これからどうしていくのか?

これまでの「出張クルミドの夕べ」の記録とともに振り返ってみます。

 

2015年のテーマ「ファンタジーの力を信じる」

2015年10月4日に影山さんからもらった「ファンタジーの力を信じる」という言葉が背中を押してくれたのか、その月の最後に、「会社、辞めます」と上司に伝えました。

当時は「独立したいから」「独立するなら40歳になる前にはじめないと間に合わないから」なんて、正しそうな理由を並べてカッコつけていましたが、冷静に振り返ってみれば「おかしくなりそうだったから」「辛くてもう逃げたくなったから」という感じの直感的な理由でした。

翌年2016年3月末に、約11年勤めた会社を退社。

「ファンタジーの力を信じる」ということは、夢の世界に生きるとか、苦しみのない世界で生きるというイメージとは真逆の世界に行くという決意のことだと、3ヶ月ほど経ってからわかりました。

いま縛られている現実から脱出するチャレンジをするということです。

案の定、2016年はお金も生活も人間関係も大変で、やろうとしていたことはうまくできず、自分が何をやりたいのかさえわからず、苦しみました。

「ファンタジーの力を信じる」なんて言葉は頭の中から消え去り、生活と心を安定させるために、もがいてもがいて、仕事を探し、人間関係に疲弊した年でした。


【参考記事】「今日という日を生きれてよかった」そう思える毎日を生きたい。

 

2016年のテーマ「美しいものを美しいと感じる力を」

 

会社を辞めて6ヶ月、ぼくの生活や心がやっと落ち着いてきた、2016年9月25日。

影山さんがまた上田に来てくれるということで、NABOのイベントに参加。

苦しんで、たくさんのものを捨てて、もがいて、やっと少し余裕が持てるようになってきた時期。

影山さんは「美しいものを美しいと感じる力を」というテーマをくれました。

自分がいま美しいとか正しいとか間違っていると感じていることは、「本当の自分」が感じていることなのか?

「社会のシステム」や「みんな」が要求してくることに合わせて作った「嘘の自分」が感じていることではないか?

自分が感じるままに生きることができなかった人は、自分に嘘をついて「みんな」に合わせるのが得意になり、「本当の自分」がどこにいるのかわからなくなってしまいます。

 

たとえば、

・社会人になったらお金を稼がなければならないとか、

・幸せになるためにはいい大学を出て大きな会社に入らなければならないとか、

・苦しいことから逃げたらカッコ悪いとか、

・遅刻はしてはいけないとか、

・結婚をすれば幸せになれるとか

 

「本当の自分」がいま感じていることはなに?

「美しいものを美しいと感じる力を」という言葉は、本当の自分を取り戻すための問いにも変わります。

ぼくは、学校でも、会社に入ってからも、長いあいだ、自分に嘘をついて「みんな」に合わせて生きてきました。

そのおかげで、人の気持ちを察する力や、場に馴染む力は養われたのかもしれない。

でも、本当の自分を犠牲にしてきたのかもしれない。

それに気づいた2016年9月から、好きなものは好き、イヤなものはイヤと言えるようになり、自然体の自分を見つける努力をするようになりました。


【参考記事】【出張クルミドの夕べ】いま感じていることは「本当の自分」が感じていることですか?

 

2017年のテーマ「自ずと、なるようになる」

本当の自分が感じていることに敏感になり、他人の顔色を気にしすぎず、自分の意見を言えるようになり、やりたいことをやり、やりたくないことはやりたくないと言える自分になれたいま。

いまの自分が得意なこと、いまの自分がやりたいこと、いまの自分がやるべきことについて考えるようになりました。

得意なこと、やりたいこと、やるべきことが重なりあう部分が「本当の自分」「自然体の自分」の居場所です。

そのとき、周りに「無理してるわ」と見られていても、自分にとっては得意なことで、やりたいことで、やるべき理由もあることであれば、無理はないんです。

自然体でがんばっている、というだけ。

 

「やりたくないし得意じゃない」「自分がやるべき理由がない」「無理だ…」と思うことは全力で排除しよう。自然体の自分のまま、頑張れることを見つけよう。

 

そしたら「自ずと、なるようになる」

2017年10月の出張クルミドの夕べではそんなメッセージをもらえた気がしています。

 

ファンタジーの力を信じて会社を辞めて、苦しんでもがいて本当の自分を探して、得意なこと・やりたいこと・やるべきことが見つかりそうな気がしている、いま。

「自ずと、なるようになる」

ぼくがその境地にたどりつくまでに、自然体で生きられるようになるまでには、もう少しだけ無理をする期間が必要なのかもしれませんが、方向性は決まりました。

 

まとめ「小さな違和感を大切にする」

「なんかおかしいな…」と一瞬でも思うことがあれば、その感情をなかったことにしてはいけないと思います。

いままで自分に嘘をついてきた人が自然体で生きたいと思うのなら。

「なんかおかしいな…」という小さな違和感を大切にして、面倒だと感じても、苦しくても、直視して、深く深く掘り下げる勇気が必要です。

 

やり方がわからなければ、、、グチグチ言いながら「時間=命」を削っているいまの環境を変えましょう。

いまいる「みんな」から離れて、「みんな」への依存をやめて、闘ってみるのがいいと思います。

くれぐれも、いまの自分を正当化したり、自分に嘘をついて過ごすのだけはやめたほうがいい。

本当の自分が消えてしまいます。

それではー!

ABOUTこの記事をかいた人

東京都北区出身。 これまでの経験と読書遍歴を活かして、現在は動画制作・コミュニティー運営・速読読書会開催・YouTubeチャンネル運営・オンライン講座を通じて、人が自らの才能を発揮し自由に生きるためのサポートをしています。