そんなに会社に行くのがイヤなら辞めちゃえば?

「給料に見合った仕事、できていますか?」

ぼくは以前の会社を辞める前まで、そんなことを考えたことすらありませんでした。

むしろ、

「会社に行って言われたことやってるんだから、生活できるだけのお金をもらうのは当たり前だ」

くらいに思っていたんです。

でも、2016年3月に11年勤めた会社を辞め、自分で稼ぐことの大変さを少し味わってから、「仕事・自分が発揮している価値・その対価」についての考え方がガラッと変わった気がします。

気づいたのは、社員だろうがアルバイトだろうが、起業していようがプータローだろうが、役員だから社長だからとか、まったく関係なく、ただただ「仕事に向き合う姿勢が、その人の生き方」なんだということ。

ぼくは仕事がつまらないから2016年3月に後先考えずにそれなりに大きな会社を辞めて、案の定苦しみました。

でも、いまは仕事をするのが楽しくて仕方がないです。

そんな大野が、「居酒屋や家で会社のグチをこぼしているあなたは、本気でいますぐ会社を辞めちゃえばいい」と思う理由を書いていきます。

「耳が痛いな…」と思った人にこそ読んでほしい。笑

会社で働いていたときの自分はこんなでした

振り返ってみると以前の会社で働いていたときは、とにかく人のことばかり気になって仕方がない感じでした。

「みんなそう感じている」
「みんなそう言っていた」
「みんなもやっていないし」
「みんな変わらないといけない」

みんなって誰やねん?って感じですよね。笑

自分のやることに責任を持たず、人のことばっかり気にして働いていました。

これを「目の前で起こっていることを自分の問題や課題にできない症候群」と名付けます。笑

この症候群におちいると、

・みんなを変えるにはどうしたらいいか?
・会社の雰囲気を良くするためにやるべきことは何か?

と、自分だけでは到底成し遂げることができないような課題を唱えはじめるのです。

そして、

結局、会社が変わらなければ、なんも変わらないよね」とか「あの人が変わらなければ良くならないぜ」とか言い出します。

そうすることで…

周りの環境が良くならなければ、自分の人生は良くならない

と、自分の人生がうまくいかないのは自分の責任ではないんだ!という言い訳に正当性を持たせにかかるわけですよ。

いやー怖いですねぇ、恐ろしいですねぇ…笑

ハンドルを他者に明け渡している人の特徴

以前のぼくのような「目の前で起こっていることを自分の問題や課題にできない症候群」の人は、人生のハンドルを他者に握らせている人です。

「周りの環境が良くならないから、自分の人生は良くならない。」

「だから自分のせいじゃない、仕方のないことだ。」

と言って、他人の作る環境のせいにして安心しようとします。

でもなんか、モヤモヤとした気持ちだけは残っていて、そのまま毎日会社に行く。

モヤモヤはやがて不安に変わり、やり場ばなくなり、一番大きくてボヤっとしている「会社」という存在にまた不満をぶつけ始めます。

悪循環ですね。

でも、その悪循環にも、人生のハンドルを他者に明け渡していることにも、全然気づいていない人もいます。

かくいうぼく自身も、2016年3月まではまったく気づいていませんでした。。。

人生のハンドルを自分で握らない人の特徴

「自分の人生が良くならないのは、周りの環境が良くないから、あの人たちが悪いから」

と言う人は、せっかく感じた問題・課題を自分のモノにできない人たちです。

つまり、自分の人生を生きていない人であり、人生のハンドルを自分で握らない人。

ぼく自身が人生のハンドルを自分で握らない人だったのでなんとなくわかるのですが、自分の人生を生きていない人の「仕事観」はだいたい共通しています。

なんのために仕事をするのかというと、生活のためです。

お金をもらえるなら、言うことを聞きますし我慢もします、サラリーマンですから当然です!という感じです。

そして、「仕事なんだから仕方がない」という合言葉が生まれ、不満をためているうちに、「自分の人生が良くならないのは仕事を与える側の問題だ!」と心がダークサイドに堕ちていってしまうのです。

人生で使う時間の大半を費やす「仕事」とは何か?

考えていると結局、仕事というものをどう捉えているか?という話になっちゃうんですよね。

お金をもらうため・生活のための仕事なのか?それとも、なんなのか…

人生という限られた時間の中の、大半を費やす「仕事」。

だから結局、仕事に向き合う姿勢がその人の生き方そのものなんだ、と思い至るわけです。

人生のハンドルを自分で握るためにやるべきこと

・会社のグチをこぼし、

・人生が良くならないのは周りの環境のせいだと叫び、

・人の気持ちや行動ばかり気になってしまって、

・でも仕事だから、生きてくためには仕方がないと言い、

・不満があれば人や会社にぶつけ、自分を変える行動はひとつもしない…

以前のぼくは、自分の人生を生きずに、他人に人生をあけ渡していました。

知らず知らず、自分の人生から逃げていたのです。自分の人生から逃げるって、冷静に考えると恐ろしいことですよ。

会社を辞める前は明確に言葉にすることができませんでしたが、今なら、自分の人生を自分の手に取り戻したくて会社を辞める決意をしたのだと言い切れます。

その無鉄砲な行動のおかげで、たくさん苦労しましたが、自分の人生取り戻すことができました。

だから、ぼくと同じように、会社のグチをこぼしては「仕事がつまらない」「会社辞めたい」と言っている人に伝えたい。

会社、さっさと辞めちゃえば?

そこにいても、なーんにも変わらない。
成長止まっていることにすら気づかない。たぶん周りも止まってるから。

そして、他者にハンドルを握ってもらうことが当たり前になり、違和感とか不安すら感じなくなる。

そうなってからじゃ、もう遅いんです。

でも、会社を辞めれば、良いことも悪いこともすべての出来事が自分のモノになる。

時間も感情も、人生そのものがあなたの手に戻る。

ぼくみたいに鈍感な人であれば、痛みや苦しみなしには、人生を自分の手に取り戻すことはできないのです。

だから、仕事が嫌だ、会社が嫌だ、と思っているなら、自分のためにも会社のためにもさっさと辞めちゃいましょう

「そうだ!」と心が動いた瞬間から、5秒以内に何かしら行動しなければ、感情の力はどんどん小さくなります。

とりあえずリクナビNEXTとか、Switch.に登録してから今後のことを考えましょう。

大事なのは、小さな行動を積み重ねることです。

会社を辞めずに自分の人生を取り戻すたったひとつの方法

自分の人生を自分の手に取り戻すことは、実は会社を辞めなくてもできます。

それは、

「自分の意見を言う」

ただそれだけです。

たったそれだけ心がけて行動に移すことで、自分の手に少しずつ戻ってきます。

・いま上司がやってほしいと言っている仕事には意味がない

・これは自分が参加するべき会議ではない

・この製品、こんなんだったら自分なら買わない

フツーに考えて「なんか違うよな…」と思ったことや、自分が得たい成果について考え必要ないと思ったことを極めてフツーに言葉にするのです。

「自分の意見を言う」だけ。

ダレダレさんの意見、みんながどう思うか、などまったく関係ありません。

自分の意見を言うことの大切さ

「自分はどう思うか?」から出発し、よく考え、議論を始めるために「自分はこの意見が一番良いと思っているんだ!」を言葉にすればいいのです。

いままで人の顔色を伺い、とにかく嫌われないことを大事にして生きてきた自分は、人生の大切な持ち時間を、人の判断に預けて使わせていたということです。

自分の意見を言わないことで、人に自分の人生を明け渡していました。

自分の意見を伝えず、納得しないままに仕事をするということは、自分の人生を他者にあげたのと同じことです。

自分の世界を、自分の意見を持ちましょう。

なんとかなるから会社辞めちゃえばいいよ

ぼく自身が、約1年4ヶ月(2017年7月末時点)なんとかなっています。

つーか、何とかしようとするので、絶対になんとかなります。笑

だから考え始めたら行動できない人は、考えずに行動すればいいんです。笑

本当、やる気になれば何でもできるんで、資金がやばくなったらどんな仕事でもして稼げばいいんですよ。

実際、ぼくは一時期6個仕事を掛け持ちしていたこともあります。

ぜんぜん苦じゃなかったし、以前会社に勤めていたときのように「あーあ、今日会社行きたくないなぁ…」なんて思ったことありません。

追い詰められるとモチベーションも仕事に向き合う姿勢もガラリと変わりますので、やっぱ会社辞めるのはオススメです。笑

まとめ

「自分は人生のハンドルを握っていない」という事実を知った上で、「それでいいのだ」思って生きるのなら、むしろそれはそれでカッコイイと思います。

自分を知り、自分で決めて、素直な心で、ブレずにやりつづけられる人はどんなであれカッコイイ。

でも、ぼくはまだまだ若いので、もう少し命を燃やして生きて、もっと成長したい。

だから毎日本気で生きます。

自分の意見を言います。

ぼくなりの、ぼくにしかできないやり方で、目の前の仕事に取り組みます。

あなたはどうしますか?

それではー!

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。