【映画】鶴岡慧子監督「うつろいの標本箱」:毎日は「あなたのなかにわたしをみつける」ためにあるのかもしれない。

 
こんにちは!
高校時代は映画が大好きで、よく友達と試写会に応募して行っていたなぁ…とかなつかしんでいる信州上田の大野です。

上田映劇

 

こども映画教室@信州上田2016」でお知り合いになった、上田市出身の映画監督、鶴岡慧子さんの最新作「うつろいの標本箱」が2016/12/5〜12/10の間、上田映劇にて上映されました。
※2016/12/10には鶴岡慧子監督の舞台挨拶がありました。

上田映劇 上田映劇

 

映画のチケット販売という貴重な貴重な経験をさせていただきました。

上田映劇 うつろいの標本箱

 

いつもとは逆から見る世界は、とっても新鮮です。

上田映劇 うつろいの標本箱

 

映画も鑑賞させていただきました。

上田映劇

信州上田フィルムコミッションの原さん、ありがとうございました!

 

あくまでぼくの切り口ですが、映画を観て感じたことを一言で言うと、

毎日は、あなたのなかにわたしをみつけるためにある

んじゃないか、でした。

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その人とは、何かに引き寄せられて出会っている

「あそこにいたあの人、さっき川のほうに向かって歩いて行ったんだけど、どこいったんだろう?」

「このタオルの持ち主は、もしかしてあの人の大切な人のものなのかも?」

「たとえば、自分の好きな人がいま女の人の裸を見ていたとしたら、どう思う?」

「お名前、教えていただけませんか?」

「昔から変わらないね。」

「律儀だね。」

「そういうところ、いいと思う。」

「病院に戻らなくて大丈夫なの?」

 

何気ない会話の中で、実は多くの人が「相手のなかにいる自分」に出会っています。

そしてふとしたきっかけで、相手のなかにいる自分をみつけることがある。

その瞬間、その人との距離は一気に近づいていきます。

自覚があるわけではなく、ただ直感的に行動した結果そうなっているだけなのかもしれません。

でも、確実に惹かれている。

なにかに引き寄せられて、その人と、その人の中にいる自分に出会っていて、

今の状態で、今のタイミングで、出会うべき人に出会っているのだと、映画を観て感じました。

 

出会った人との間には、はじめは「境界線のようなもの」があるのではないでしょうか。

「あなた」と「わたし」には目には見えないラインがあるんじゃないかと思うんです。

でも、その見えないラインを、「依存」ではなく「お互いが自立した状態」で超えることができたなら、もしかしたら「あなたとわたし」の一歩先にいけるのかもしれないなぁと、映画を観て思いました。

 

まとめ

この映画の元になった黒木渚さんの歌を、友人の結婚式で上京したけどワケあって泊まるところがなくなった淳子さんが「本当の私が写っている」というような歌詞を口ずさむシーンがとても印象的でした。

「本当の私」は、近くにいる相手の中に写っていると思います。

 

毎日なにげなく人とふれあう中で「あなたのなかにわたしをみつけた」瞬間に、相手の奥深い感情や、ひとりではない喜びや、自分の中に眠っている力に気づていく。

大切なとの関係性を見つめ直し、自分自身を見つめ直すことができる、素晴らしい映画。
多くの人に、ぜひ見て欲しい映画です。

うつろいの標本箱

うつろいの標本箱 webページ

うつろいの標本箱 フェイスブックページ

鶴岡慧子監督最新作 『うつろいの標本箱』 期間限定上映詳細。|信州上田フィルムコミッション

 

明日(2016/12/10)は上田映劇での上映最終日で、鶴岡慧子監督が舞台挨拶に来てくれるそうです。
舞台挨拶に行ってきました!
うつろいの標本箱 上田映劇 舞台挨拶

 

見たばかりの映画に出ていた役者さんが目の前に出てくるって、けっこうな衝撃です。
貴重な経験。舞台挨拶に来てくれた人たち全員にサインもらっちゃった。笑
うつろいの標本箱 上田映劇

 

それではー!
 

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。