皆さんは、「お金」に対してどんなイメージを持っていますか?
「あればあっただけ嬉しい!」
「いつもお父さんとお母さんがお金のことで喧嘩していた…」
「金は天下のまわりものだから、ある時にパッと使っちゃえ!」
「無いと不安になる…」
「関わらない方がいいもの、あんまり使ってはいけないもの…」
「使った分稼げばいいんだよ!」
などなど、人によってイメージが違いますよね。
子どものために「お金の教育」って必要?
自分の子どもに対して「お金の教育」を意識したことはありますか?
お金にネガティブなイメージを抱いてしまうと、子どもは将来、お金があればあっただけ「誰かに取られないか?」とか「騙されやしないか?」と不安になったり、なければないで「この先生きていけるかな…」とか不安になってしまうかもしれません。
言われのない不安、よく分からない見えない不安にいつも襲われると、それこそ生きた心地がしないですよね…
ぼくが受けた学校の教育や親の教育では、「お金の授業」は記憶にありませんが、36歳になってとっても大切なお話だと思ったんです。
お金との付き合い方を知って、お金を上手に使いこなせば、見えない不安にいつもビクビクしながら生活することもなくなりますし、お金と上手に付き合えれば、自分の住みたいところや着たい服、やりたいことや食べたいもの、いろんなものを自由に決めることができます。
ぼくはまだまだお金との付き合い方初心者なのですが、だからこそお金の教育は子どもに必要だと感じています。
お金に対する良い考え方を習慣にしているかどうかが、この世界で自由に生きるか、不自由に生きるかの分かれ道です。
最近お金との付き合い方についての「3つのポイント」をある人から教わりました。
今後、子どもの教育に活かそうと思っていることを書いていきます。
1.お金を大切に扱うこと
皆さんはお金をどのように取り扱っていますか?
ぼくは昔観たルパン三世の映画に影響されて、お金を無造作にポケットに突っ込んで持ち歩く姿に憧れていました笑。
実際はそんな風にお金を持ち運んだりしませんが笑、少し前まで
・二つ折りのボロボロの財布をお尻のポケットに入れて持ち運んでいた
・レシートやらポイントカードやら、何だかよく分からないものがたくさん入ってて汚かった
・お札の向きなんてこれっっっぽっちも気にしたことがない
どうですか?「自分もそんな感じだけど」って心当たりのある人、いませんか?
書き出してみると相当ぞんざいに扱ってるのがよくわかりました。
そうです。ここに、「お金に対する気持ち」が現れているのです。
とてもとても、お金を大切に扱っているとは言えません。
ぼくと同じようなタイプの人がまずやることは、
・二つ折りではなく長財布にし、カバンに入れて持ち運ぶ
財布はお金の「家」みたいなものです。家はボロボロではなくきれいな方が気持ちがいいでしょう。
それに、お尻のポケットに入れていたら、座る時どうなりますか?
お金をお尻に敷いているということです。顔をお尻で踏まれて気持ちの良い人は変態くらいのものです笑
・レシートやらポイントカードは毎日整理してきれいにしておく
家の中がモノだらけだと気持ち良くありませんし、人がたくさんいたら息苦しいでしょう。
同じように財布(家)の中は常に整理して、住みやすい居心地の良い環境を整えましょう。
・お札の向きは揃える
例えば諭吉さんと諭吉さんが向かい合わせで財布の中にしまわれていたとしたらどうでしょうか?
向かい合わせになっていたら息苦しいですよね。
お札は大切な人だと思って、常に揃えて入れておく気持ちが大切です。
の3つです。
こんな風に、お金を大切に扱う意識が常日頃の行動に出ます。
子どもへのお金教育の第1歩は、「お金を大切に扱う」授業から始めましょう。
2.お金にいいエネルギーを注入すること
ぼくたち親や大人は、子どもに無意識に「お金の教育」をしています。
常日頃の自分自身のお金の使い方がそうです。
「頑張って働いているんだからいいだろ!」とか言いながら衝動的にモノを買ったり食べたりしてしまいます。
お金を使うとき、その態度が無意識に現れてしまいます。
「お金を払っているんだからこれくらいのサービスを受けて当然!」
「こんなにお金払ってるのにこんな不良品をよこしやがって!」
と思ってお金を使っていたらどうでしょうか?
それを見ている子どもも、お金を同じように使うようになります。そのつもりもなく子どもに教育をしているのです。
それを解消するためのお金の使い方が、「お金にいいエネルギーを注入すること」です。
お金を払う時に、お金に感謝をしながらサービスやモノを提供してくれる人に手渡すのです。
自分が使ったお金が、感謝のリレーをしながら世界を旅して、また戻って来るということを想像しながら使ってみましょう。
こんなに減ってしまった!とか損した!とか思わずに、お金を感謝をしながら楽しく使う、良いエネルギーを注入することが自分にとっても子どもの教育にとっても良いのです。
3.お金を人と分かち合うこと
「お金は使うためにある」と思えたらお金持ちになれます。確実に。
なぜか?
「お金は使うためにある」と考えている人は、「自分の持っているお金を人と分かち合うことができるか?」つまり、「自分が才能を活かしやりたいことをやって得たお金を、社会のために還元できるか?」という意識を常に持ち、実際に行動しているからです。
わかりやすい例で言えば、道でお経を唱えている托鉢僧(たくはつそう)に出会ったときに、お金を寄付できるかできないかです。
「あんな得体の知れないやつに大事なお金を渡せるか!」
と思うか、
「自分の持っているお金を必要な人に分かち合うチャンスをくれてありがとう」
と思うか、の差です。
後者は、「自分には分かち合うだけの富を生み出す力がある。そして分かち合うことでもっともっと豊かになる。」というメッセージを暗に自分に投げかけていることになります。
お金をたくさん持っていようがいまいが、持っている分で人と分かち合うことはできます。
金額の問題ではなく、「人と分かち合う気持ちを持てるか?」が、お金持ちかそうでないかの境界線。
この考え方は、子どもが素直なうちに伝えたいお金の教育の中でも一番大切なことです。
まとめ
子どものための「お金の授業」はいかがでしたか?
お金のことは、なかなか学校教育では教えてくれません。
そんな授業は今まで必要ない思われていましたからね。
でも、お金との付き合い方次第で自由に生きれるかどうかが決まるなら、小さい頃から子どもの教育に活かしたいところです。
学校にすべてをお任せするのではなく、親にもできることがありますので、必要だと気づいたらまずは自分の家庭で授業をすればいいのです。
今からでも遅くはないので、家庭でじっくりとお金の授業を開催し、子どもの将来の生きる力を養う教育に自分から関わっていきましょう。
それではー!