2016/3/31に約11年間勤めた会社を辞めました。
エイプリールフールだけどウソじゃないっすよ!笑
これまでの思い出を振り返り、関わった人たちや起こった出来事を思い出し、自分がどんな事実で感情が震えたのか?これまでの体験から、自分はこの先どんな生き方をしたいのか?何を大切にして生きていくのか?ノートを書いていたらわかってきました。
結論
これまでの体験から、これから何を大切にして生きていくのか?
それは、「別れを2回生きる力につなげる」ことです。
なぜそう思ったか?
2015/10/末くらいに、上司に辞める意思を伝えました。
今思うと、その時は本当に衝動的でした。「もうあんまり力を使わず、言われたことをやりながらおとなしく働くか…」なんて思った瞬間に、「こら、あかん!死んでまう!」と思い、辞めることにしたんです。
感じたこと
「生き生きと生きる」ことの意味を考え始めました。
「生き生きと生きる」こと。その時のぼくは、
「社会的な自分や他人の目とか、しがらみに何にも縛られず、自由に生きること」
「やりたいと思ったことを素直にやること」
「自分にしかできない自分らしい生き方を追求すること」
と思っていて(今思えば何をカッコつけていたんだと思います笑)、「まずは自分だ!」と思い立ち、やりたいと思ったことや楽しそうだなと思ったことをとにかくやり始めました。
出会い
自分を少しずつ解放していくと、素敵な出会いがあります。
これ、間違いなくそうだと言えます。自分という人間に少しでも自信を持って、自分らしさを出して、勇気を持って外の世界に出てみれば、必ず良い出会いが待っています。
ぼくは、「世界はもっと広いんだ」ということを教えてくれる人との出会いがあり、その人の紹介で紙とペンだけを使って思考整理をして行動まで生み出す、あるツールに出会ったんです。
何が起きたか?
自分のを書き始めてわかってきたのは、辞める決意をした時のぼくって、自分ががんばれないのはあの人のせいだ、環境のせいだと、「やらない自分」を正当化するために必死だったなということ。
それと、「やらない自分」を理解し、共感してくれる人を見つけて仲間にし、「がんばれない原因」を作っている人とか環境に立ち向かっていたんだということ。客観的に捉えると、本質的なことが何にも見えていない、ただ暴れて自分を正当化して満足していた男でした。
でも、そのツール(フレーム)を使って、「自分が本当にやりたいことや課題は何なのか?」「今までどんなことが自分のエネルギーになってきたのか?」「この先どんな人生を歩みたいのか?」を毎日ひたすら書いていたら、今まで体の中にあった形にできない何かが言語化され、客観的に自分を捉えられるようになってきました。
最大の気づき
書きまくった結果得た最大の気づきは、「今まで自分のことしか考えてこなかった自分」です。
会社でがんばっていた当時は「みんなのためにやっている」と思っていましたが、苦しんでいる人の本当の悩みにフォーカスしていなかった。「みんなのために」は共感してもらうために口だけで言っていたことで、満足できない自分を満たそうと必死だっただけだなと気づきました。
このツールの最大の特徴は、「誰のために、どんな課題を解決するか?」を感情的にならずに自然と考えられることです。前と変わらない毎日を過ごしていたら、感情的に好きな人と嫌いな人を分けて、自己満足だけを追求して、本質的な部分である「苦しんでいる人の本当の悩み」に寄り添おうなんて思わなかっただろうなと思います。
「別れ」の意味
その思考整理するフレームだけでも気づけなかったことです。
より本質的な部分に近づけたのは、かけがえのない時間を一緒に過ごした、素晴らしい人たちとの「別れ」を身を持って感じたからだとぼくは思っています。「別れ」がなければ、苦しんでいる人の本当の悩みなど見えないままだった。
離れてみてわかったことです。
まとめ
自分を解放したことで出会えた「思考整理ツール」と「別れ」によって、自分と同じような悩みを抱えている相手のことを真剣に考えることの力強さを知りました。実際、嫌いだった人にそのツールを使って考えたことを伝えると、嫌いだった人なのに、素直な気持ちで笑顔で話せるようになったんです。
目の前のご縁を感じた相手との「良い別れ」について考え、相手を思う素直な言葉を伝え、同じ気持ちで一緒に一歩前に踏み出すことには、とてつもない力があります。
春は出会いと別れが交差し、複雑な感情が押し寄せる不思議な季節。
目の前の人との、良い別れを。
それではー!