「否定はしないよ」
この言葉が口ぐせの人、ぼくのまわりにはケッコーいるんですよ。
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「否定はしないよ」は完全なる他人事の言葉
これって完全に逃げ言葉で、ざっくり言えば「どっちに転んでも自分に得はあっても損はないようにしておこう」という感じなんじゃないかと思ってしまいます。
でも、完全否定されているわけではないので、受け手としては最初はさほど悪い気はしないんです。むしろ「認めてもらったかも」感さえ残るかも。
この言葉を吐いている側からすればまったく悪気はないんだと思いますが、なんども言われていろいろ考えてみると、この言葉を吐いた人が親身になって自分事になって聞いてくれていることはまずもって、ないかと。まったくの他人事で聞いているときに使うものだと最近になってよくわかってきました。
「否定はしないよ」は失礼な言葉
相談・提案している相手に失礼な気もしてきますね。
あなたの言っていることは良いとも悪いとも思わない。感情も心も持てないし、理論的には正しいとも間違っているとも思わないよ。
よくよく考えてみると、どーでもいいコメントです。
しかもなんか認めてもらったかも感が残る。
生殺しやで!その人に相談・提案する自分も悪いんでしょうけどね。
まあ、相手や場合によっては、他人事のときもありますよ。
ぼくにだって完全に他人事で聞いているときもあります。
だけど、この「否定はしないよ」は絶対に使わないように心掛けています。
この言葉は「静かなる暴力」。ボディーブローのようにじわじわと人の貴重な時間とやる気をうばっていくのです。
まとめ
ぼくはもう、この「否定はしないよ」という言葉を吐く静かなる暴力者には相談しないことに決めています。
立場的、状況的に相談・報告しなければならないときは、今は仕方なく心を無にしてムダな時間が過ぎさるのを待つつもりです。
それではー!