「エネルギー」が未来を創る。シェールガスが映す未来について考える。

 

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エネルギーや環境の問題は、私や私の家族が今後生きていく上で避けては通れないテーマになると考えています。

origin_2401771926photo credit: Sebastiano Pitruzzello (aka gorillaradio) via photopin cc

 

 

気になった記事について「書く」ことを通して学ぶことができるので、こういうテーマにもチャレンジしていきたいと思います。

 

 

 

アメリカでは、豊富な天然ガス「シェールガス」というエネルギーを効率良く入手できるようになってきたようです。

 

シェールガスは簡単に言うと、シェール層から採掘される天然ガスで、頁岩層に人工的に割れ目を作って採取されたガスのこと。
従来のガス田とは違う採掘技術が必要で、最近やっと効率的に採取できるようになったよう。

もっと詳しく知りたい場合は以下を参照してみてください。

シェールガス – Wikipedia

 

 

 

 

最近アメリカとカナダで生産量が増加しており、メディアからは「シェールガス革命」と言われ騒がれているようです。

 

シェール層からはガスだけでなくオイル、つまり「石油」も採取することができ、これによりほとんどを輸入に頼っていたアメリカは自国で生産することができ、さらには近年のアメリカ国民のエネルギー節約意識も相まって、100%自給できるどころか、他国へバンバン輸出できるほどのエネルギー大国になろうとしているようです。

 

IEA(国際原子力機関)は、

シェールガスやシェールオイルによって、米国は間もなく世界最大の原油および天然ガス産出国になるであろう

と予測しているそうです。

 

 

これによりどんなことが起きるのか?
色んなサイトを参考にしながら自分の周りの未来を考えてみたいと思います。

 

 

アメリカのエネルギー政策の変化によって何が起こるのか?

天然ガスの時代:「次世代エネルギーは終わった」とアメリカは言う « WIRED.jp
これまでアメリカは、未来のエネルギー源は風力、太陽光、原子力になると考えてきた。しかし、豊富な天然ガスが効率的に入手できるようになり、新たな石油資源も出現したことで、いままでの次世代エネルギーは時代遅 …

 

以下はこの記事より引用

アメリカが将来的なエネルギー政策を変化させているひとつの大きな要因は、豊富に存在する新たな天然ガスだ。ほんの数年前までは、アメリカは必死になって外国産のガスを輸入しようとしていた。国内のガスの生産量は減っているのに需要は増え続け、価格が高騰していったからだ。そして、ガスを輸入するターミナルをできるだけたくさんつくろうと躍起になってきた。さて、今日ではどうだろう。今度は、完成したばかりのガス輸入用ターミナルを輸出用の設備に転換しようとしているのだ。せっかく何十億ドルもかけてつくった新しい施設をあっという間に無価値にしてしまったもの、それがシェールガスだ。

アメリカにおけるシェールガス生産の急激な増大がうかがえる記事です。

これにより、今後の世界のエネルギー事情と環境問題には短期的な視点での良い影響と長期的な視点での悪い影響の2つがが考えられます。

 

 

短期的に良いと思われる影響

以下の記事を読むと、「石炭に変わるエネルギーとして普及すればCO2削減に貢献できる。」
ということが書いてあります。

米国のシェールガス革命と温暖化への影響  WEDGE Infinity(ウェッジ)

現在、世界中の電気の46パーセントは、石炭によって発電されているが、石炭火力発電所をガス火力発電所に置き換えれば、CO2排出量は、およそ半分減る。天然ガスが豊富で安価であれば、市場原理を通じて、気候へ …

 

 

上の記事によれば、「世界中の電気の46%は石炭によって発電されていて、これをガス火力発電に置き換えればCO2排出量はおよそ半分減る」とのこと。

現在経済成長めまぐるしい中国・インドが石炭消費国の筆頭だそう。
経済成長のためには環境もへったくれもないですよね…先進国はみんな通ってきた道なんだと思います。
アメリカはシェールガスを中国やインドに広げていくべきであると書かれています。
自分たちが通った誤った道ではない良い道を、後に続く人達には示してあげたいもんです。

 

 

長期的に悪いと思われる影響

再度wired.jpの記事を引用します。

最も問題なのは、化石燃料の供給量が増え、かつ消費量が減ることで、環境汚染の少ない再生可能エネルギーを開発しようという気運が急速に衰えてしまうことだ。その結果、太陽光や風力、原子力エネルギーについては誰も研究しなくなる。代わりにわたしたちは現在、新しいハイドロカーボン(炭化水素)エネルギーの時代を迎えつつある。しかしそれは、現在の気候変動にとても悪い影響を及ぼすことになる。

せっかく高まってきた再生可能エネルギーの開発スピードが減速するのは良い話ではありません。

だってどのみちいつかは化石燃料は全てなくなってしまうんだし、CO2排出により気候変動は進むばかり。早めに手を打つことで、子どもたちの活躍する世代やその子どもたちの世代に、少しでも良い世界を渡す方法を考えたいところです。

 

 

自分を取り巻く環境とやるべきこと

日本では東北大震災以降、原発の停止により発電のためにLNG(液化天然ガス)の使用料が大幅に増大しているとのこと。

アメリカの5〜6倍の値段でLNGを輸入している日本は、安価なLNGはノドから手が出るほど欲しいけど、アメリカは原則FTA(自由貿易協定締結国)にしか輸出を行っていない。以下の記事参照。

アメリカ産LNG輸出なるか シェールガスを待ちわびる日本 WEDGE1月号特集 WEDGE Infinity(ウェッジ)

アメリカより5~6倍高い価格で天然ガスを「高値摑み」させられている日本にとって、安価な液化天然ガス(LNG)は喉から手が出るほど欲しい。アメリカは原則、自由貿易協定(FTA)締結国にしかLNG輸出を許 …

安価なガスが普及するとしてもまだまだ先の話で、アメリカが輸出するとも限らない。

 

シェールガスの勉強をしたことで、日本に住んでいる私たちは長期的な視点と現状を踏まえて、「エネルギーの効率的使用」と「再生可能エネルギー」についての見識を深めなければいけないんだろうなーと思いました。

 

今後は家庭でもできる再生可能エネルギーの活用方法について、アンテナを張って学んでいこうと思います!

私が大好きな、キレイな長野のソラをそのまま子どもたちに渡せるように。がんばりたい。

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1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。