昨日、アルバイトでレタスをちぎっていたときに思ったのです。
レタスをちぎるという行動は、とても単純です。
レタスをちぎることに神経を集中させなくとも、レタスをちぎることはできます。
でも、レタスを頭の中で描いた通りの形にちぎろうとするのは、とても難しいんです。
レタスの繊維の方向と、ぼくの指の力のいれ方が合わなければ、思うようにはちぎれてくれません。
ぼくはそのとき考え事をしていて、レタスをちぎろうとせず、レタスをちぎっていました。
ボーッとしているときに、ちょうど入ってきたアルバイト仲間に、「レタスちぎるのって難しいですよねぇ」と言われたんです。
今、目の前のことに意識を向けること。
集中すること。
気を使うこと。
これは簡単なようで、とても難しいことだ。
心と体の準備が、少しでも足りなければできません。
我に返ってレタスと向き合いました。
一枚一枚、丁寧にちぎってみる。
レタスは自分の命を、人間に分けてくれている。
自然と感謝の気持ちがこみ上げてきます。
「ありがとう」と言ってみると、
この言葉は、なんて気持ちが良いのだろうか…
と気づきます。
「ありがとう」という言葉を言わせてくれてありがとうと思いました。笑
いつも忘れてはいけないこと。
それは、目の前の物事に向き合うこと。
目の前のたったひとつ、たったひとりに、「気を使う」こと。
集中することです。
そのために毎日があり、
とどこおりなく今日を過ごすために、
昨日があり、
明日がある。
そんなことを、レタスに教えてもらいました。
今日も丁寧に。
それではー!