乾燥したくるみも、生のくるみも、どちらも自分。

 
ここに「信濃かしぐるみ」がある。

生くるみとゆっくりいそげ

 

大人のくるみ

少し時間のたった「乾燥したかしぐるみ」は、「パキッ」という気持ちの良い音を立てて、簡単に割れる。

くるみ

 
でも、中身の仁(じん)についている皮は、乾燥しているせいか剥くのは至難の技。
皮には渋みがあり、噛めば噛むほど経験深い大人の味わいが、口の中に広がる。

 

子どものくるみ

採れたての「生かしぐるみ」は、殻がしっとりしていてキレイには割れない。

生くるみ 殻が割りにくい

 
でも、中身の仁(じん)についている生ぐるみの皮は、ペリペリと気持ち良く剥ける。

本物の生くるみ 本物の生くるみ

 
皮のない、真っ白な仁(じん)を食べる。

本物の生くるみ

 
噛めば噛むほど、甘くクリーミーな味が解放されていく。
なにものにも汚されていない、純粋なエネルギーを持つ無邪気な子どものような味わいが、口の中を駆け回る。

 

どちらも自分

ぼくやあなたの中には、乾燥した経験深い大人のような仁もあれば、みずみずしく真っ白で無邪気な子どものような仁もある。

そして、そのどちらにも、くるみと同じようにそれぞれの味わいがある。

 

どちらが善い悪いではなく、

どちらもあって自分だし、

どちらも噛めば噛むほど味は深まり、

それぞれに、感動があり、

それぞれが、人を幸せな気分にする。

 

大事なのは殻を割るその瞬間。
その瞬間に、結果はすべて決まっている。

 

どちらも自分で、どちらも大切。

 

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1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。