千曲川ワインバレー構想から学ぶ「地方創生の旅」の歩み方。

スポンサーリンク

LINEで送る
Pocket

 
こんにちは!
信州上田の大野です。

 

先日、フューチャーセッションズ(以下FSS)の野村さんにお誘いをいただき、千曲川ワインバレーフォーラムのラーニングジャーニーに参加。

 

前から言っているように、ぼくは長野県に住みながら長野県の魅力をいまさら知りはじめている男です笑。
この日2016/5/20(金)も、「上田の近くにこんな素敵な人がいて、素敵な場所があるんだ…」と心のアンテナがピンピンと反応する出来事ばかりでした。書いてみます。

 

 

小諸マンズワイン

 
佐久平11:11着の新幹線に乗ってきた東京組の方々と合流し、まずは小諸市にあるマンズワインさんに。ワインの勉強のためにフランスのボルドー大学に留学したという松本顧問のお話を聞かせていただきました。

この方、湯水のごとくワインの知識が幅広く溢れてました。
本当にワインが好きなんだなあと。
 
IMG_20160520_114724

 

ワインぶどうの樹は背が低い。だいたい30歳くらいが働き盛りらしいのだが、幹の部分は50cmくらいでしょうか?
苗木を植えてから10年くらいは美味しいぶどうができないそうだ。根気のいる仕事。
 
IMG_20160520_115357

 

ぶどうの樹は雨に弱く、雨の多い日本で栽培するのは向いていないのだけど、雨量の少ない小諸・東御・上田地域はワインぶどうの栽培がなんとかできそうだということで始まり、勤勉で頑張り屋の日本人は創意工夫をしてワインぶどうを作ってしまったのだというからすごい。
 
IMG_20160520_115409

 

 

そして、おごそかな雰囲気の地下室でワインの試飲会。
 
IMG_20160520_130434
IMG_20160520_120315

 

IMG_20160520_121315
IMG_20160520_121323
IMG_20160520_123735

 

一つだけ言っておきたいことがあります。
ぼくはワインが大好きというわけではありませんが、この「ソラリス古酒甲州」という白ワインはマジで最高に美味しかったです!
 
IMG_20160520_122304
IMG_20160520_122226

 

「甲州」というぶどう品種は、シルクロードを経てヨーロッパから中国へ渡り、日本に入ってきたそうです。古酒というのは10年間タンクに入れてあるものなのですが、普通は腐って褐色してしまうところを、腐らないように10年ねかす技術を確立したそうです。

 

甘口なので玄人好みではないかもしれませんが、、、日本食に合うワインなのだとか。
とにかく飲みやすく、素人のぼくには最高の試飲体験でした。
今度誰かに長野県のものをプレゼントする時には、このワインを選ぼうと思います。

 

素敵なお庭と美しい風景が広がる、気持ちの良い場所でした。
 
IMG_20160520_114110
IMG_20160520_115636
 

 

 

リュードヴァン

 
次は東御市のリュードヴァンというワイナリーへ。
ここも、きれいな風が吹く気持ちの良い場所でした。
 
IMG_20160520_134111
IMG_20160520_134116
IMG_20160520_140507

 

リュードヴァン代表の小山さんは、サラリーマンを辞めてワイン農家をはじめたのだそうです。

 

「仕方ないよね…」と諦めるのがどうしてもイヤだったようです。
ワイン文化が日本に浸透し、ワインが産業として成り立っている状態を目指しています。こんな素敵な場所があることにも、ワインに対する情熱を持っている人が近くにいたことも驚きと興奮でした。熱意を持って行動している人はやはりかっこいいですね。

 

「正しさ」や「こだわり」に大きなエネルギーを注いでいる方と感じました。
日本のワイン造りは本質的ではない部分があり、間違った解釈で広まりつつあることを危惧しています。

 

ワインはその土地の気候や水や作り手の技術に左右されます。
中でもビンテージワインというものはその年に何があったのかをレコードしているもの。
 
IMG_20160520_140459

 

つまり、ビンテージワインと言って売っているのに、「このワインのぶどうはどんな気候の中で育ったのですか?」という質問にちゃんと答えられないのは、何かおかしくないですか?というような問いを投げかけてくれました。

 

ぼくはワインに詳しくないので「ビンテージです」と言われれば「おお!そうなんですか!」とかいって何の疑問も持たなかったと思います。ただビンテージをうたうことも良くないですが、選ぶ側にも責任はある。知っていると知っていないでは、人生の豊かさに大きな違いを生むなぁと。

 

 

ここで感じたこと。
それは、ものづくりや自分の作る製品・サービスへのこだわりは、「自分にウソつかないで働く」ということでした。
 
IMG_20160520_141954

 

目の前のことに真摯に向き合うことが「仕事」であり、自分と相手を深い本質のところでつなぎます。
ワインの場合、ビンテージワインに込められたその土地がもともと持っている風土、その年の気候、作り手の想いが、飲む人のドラマにつながり、その人の心を豊かにするということ。

 

「真摯に目の前のことに向き合うことが大切」という言葉の深さを、リュードヴァンの小山さんの生き方に教わりました。

 

ワインにはワイルドさと力強さがあり、ワイン好きでないぼくでも「またこの場所で飲みたい」と思う味でした。
 
IMG_20160520_142146

 

 

アルカンヴィーニュ

 
ここは、千曲川ワインバレー構想の中心人物である玉村豊男さんのワイナリー。
<参考>ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー l 玉村豊男について

 

何度も言いますが、こんな素敵な場所を知らない自分が悔やまれました。
 
IMG_20160520_151411
IMG_20160520_151511

 

ここはぶどうをワインにするワイナリーの機能と、「自分のワインを作りたい!」という夢を持った人たちが全国から集まって学ぶ「千曲川ワインアカデミー」という学びの場としての機能をあわせ持つ場所です。
 
IMG_20160520_152355
IMG_20160520_152103
IMG_20160520_151345

 

アカデミーは昨年度は第1期生24名が卒業し、約20名の方々がワイン農家としてスタートを切ったそうです。
今年度は27名の生徒が通っていると。すごいですね。

 

アカデミーは夢を持って新規参入してくる人たちが集い学ぶ場所として、ワイナリーはここにワインぶどう農家として新規参入してくる人たちの「ゆりかご」となる基盤ワイナリーの役割を担うために。

 

玉村さんのブログを読ませていただいたのですが、彼には千曲川を中心としたこの地域に「もっとたくさん新しいワイナリーができ、ワインの質がさらに向上し、ワインを楽しむ場と人がどんどん増えるように」という想いがあるようです。千曲川ワインバレー構想はその一つの活動。

 

とても勉強になったのは「ゆりかご」としての「基盤ワイナリー」という考え方。
どういうことか?と言うと、

 

千曲川ワインバレー周辺に集まってきている新規参入者たちは、自分でワインを作りたいと思ってぶどうを育てている

何年か経って収穫できるようになり、でもその時にワイナリーができていなければそのぶどうを誰かに買ってもらって収入を確保しなければならない

そこに大手メーカーから好条件で買取の声がかかったら…

 

一旦契約してしまうと再び取り戻すのは難しいのだそうです。
「上質なぶどうはできたのに、それを自分でワインにすることができない…」
という例は各地で起こっているのだとか。

 

自分のワインを作りたくて始めたのに、作ることができずに苦しむ人たちが生まれないように、玉村さんは「ゆりかご」を用意しているのです。

 

これは今の自分に重なる話で、大切なことが心に深く刻まれました。
2016年3月に会社を辞めて自分で仕事をしようと出発したのに、例えば食うために誰かから仕事を与えられるのを待っていたりだとか、誰かのいいなりになって仕事を受けてただお金をもらうのでは、本末転倒な話ですよね。

 

でも実際、揺れ動くわけです。背に腹は変えられない!と思ってしまうこともある。
「自分のワインを作りたい!」と玉村さんの元に集まってくれた人たちが、「生活」と「本当の目的」の葛藤の中で見失わずに歩いていけるための「ゆりかご」なんだと解釈しました。

 

「自立」のための厳しさがあり、希望がある、素晴らしいアカデミーだと思います。

 

 

ヴィラデスト

 
そしてレイトランチ。
 
IMG_20160520_155731
IMG_20160520_154517
IMG_20160520_153746

 

最高の景色と最高の料理と最高のワインでした。

 

玉村さんとFSSの野村さん芝池さんと。
大野はこの時点でただの酔っ払いでした笑。
 
13221080_1378053132220440_5486376500699400841_n
 

「千曲川ワインバレーがつくる未来」を感じるためのラーニングジャーニー。玉村豊男さんの描いた夢に共感した、東京と長野の経営者たちが、新しい地方創生モデルづくりに立ち上がりました。

ワインのテイスティング三昧の一日でしたが、ゴールは「ワインづ…

野村 恭彦さんの投稿 2016年5月20日

 

 

千曲川ワインバレー構想は「地方の自立に向けた旅」のこと

 
ワイナリーをめぐって感じたのは、「自立」です。

 

・ワインが好き
・ワインへのこだわり
・自分のワインを作りたい!という夢
・日本にワイン文化が根づいて欲しいという想い
・ワインを基盤産業に
・基盤となるゆりかご

 

これらはすべて「学びの原点」であり、「自分軸」との出会いであり、その先にある「生きていくことの本質」との出会いなんじゃないかと。人=地方だとしたら、千曲川ワインバレー構想を通じて地方が自立していく旅のことです。

 

好きなことがあって、こだわって、夢を見て、、、
葛藤しながら揺れ動きながら、ずっと学び続け、行動し続けられた人だけが「自立」して本質を見つける。

 

千曲川ワインバレー構想は、ワインだけの話ではなく。
人や地方が「自立」していくドラマなんだと感じました。

 

 

まとめ

 
千曲川ワインバレーフォーラムの発起人である小山さんとFSSさんの野村さんのご縁でラーニングジャーニーに参加できて世界が広がりました。感謝です!

 

境界線にとらわれない大きなくくりの中で「自立」を目指して動いていくためには、FSSさんがやっている企業と行政と市民が対話を通じて協力していく力が不可欠。ここにイノベーションファシリテーターの活躍の場が確実にある。
FSSさんがこのフォーラムに参加した意味がわかりました。

 

「自立」を目指している自分にとって、地方創生や地方の「自立」に向けた活動は学ぶことが多く、ワクワクします。
上田に住んでいるぼくが、どうこのプロジェクトに関われば自分軸を捨てずに本質に近づけるのか?を考え、「イノベーションファシリテーター」として行動・活動していきます。

 

6/30の東京セッション、そして8/5の上田でのセッション。
楽しみです!

 

それではー!

 

 

いいねやフォローをしてもらえると、シッポをふって喜びます!

          follow us in feedly      
LINEで送る
Pocket

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ 2016年3月に長年勤めた工作機械メーカーを退職し、「独立して生きていく」ことを目指して出発しました。 文章を書くこと、子どもと触れ合うことが大好きです。 「相手の望んでいることを120%理解し、自分にできうる最高のパフォーマスンスを発揮する」ができる人間になることが、2016/8〜3ヶ月の目標。 最終的には「人の中に眠っている力を発見し、引き出せるヤツ」になりたいと思っています。 よろしくお願いします! 好きなこと: 歌(カラオケ)/ブログ/読書/ノート/旅/キャンプ