【詩】さかいめがなくなっていく感覚。

 

 

 

 

さかいめが、なくなっていく。
はっきりと存在していた線が、ふにゃふにゃに、あやふやになっていく。

 

とても危うくて、
ドキドキするような不安と、

 

絶対に出れない結界から脱出するような、
ワクワクするような希望が、

 

入りまじった感覚。

 

心が温まって、優しくなる。
大好きなものがなんだったのか、
もう少しで思い出せそうな、
そんな予感。

 

少しばかりの罪悪感は、ぼくを現実の世界に留めてくれる、錨。

 

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影響を受けた詩集。
 

シャガールと木の葉

シャガールと木の葉

  • 作者:谷川 俊太郎
  • 出版社:集英社
  • 発売日: 2005-04

 

すみれの花の砂糖づけ―江國香織詩集

すみれの花の砂糖づけ―江國香織詩集

  • 作者:江國 香織
  • 出版社:理論社
  • 発売日: 1999-11

 

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1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。