娘と一緒に今話題の「アナと雪の女王」をDVDで鑑賞しました。女の子向けのディズニー映画ですが、男の大人が観ても面白かったですよ。これは観た方がいい。
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ストーリー概略
テーマは「家族愛」と「自分らしさ」(たぶん笑)です。
生まれながらに超能力?魔法?みたいな「特殊な能力」を持ったお姉ちゃんとその妹の物語で、子どもの頃にその力で妹を殺してしまうところだった。だけどなんとか大丈夫だったんだけど、妹を助ける条件が、お姉ちゃんのその力の記憶だけを妹から消して、お姉ちゃんも二度とその力を妹に見せて思い出させてはいけないということ。だからお姉ちゃんはなるべく部屋から外に出ずに、妹と接することも避けるようになった。
妹はお姉ちゃんとの過去の楽しい思い出は残っているから、ある日を境に急に冷たくなったお姉ちゃんが不思議だし悲しくなりますよね。また遊びたい、一緒にいたいと思いますよ、そりゃ。
で、そうやって過ごしているうちにすべてを理解して2人を守っていた父親と母親が旅先で死んじゃうんです。それがきっかけで2人のストーリーがまたつながっていくわけです。
松たか子バージョンの方が良いと言われているテーマソングについて
あんまり言ってもアレなんで、是非映画を観た方がいいと思うのですが、映画の中で雪の女王の声を演じているのが松たか子さんで、その歌「Let It Go 〜ありのままで〜」がめっちゃ有名になってますね。
「メイジェイが歌うやつよりも、松たか子の歌ってるヤツの方が良い!」とみんなが思うのは、彼女の歌唱力もさることながら映画のストーリーとかYouTubeで流れている映像とビッタリハマっているからだと思います。CDで聴くよりもミュージカルでストーリーの中で聴いた方が印象が強く心に残るのと一緒かと。
この歌が、この映画のテーマソングのような印象になっていますよね。雪の女王のこれまでの人生とこれから踏み出す人生を象徴しているかのような歌で、簡単に言うと「いままで我慢していたけど、これからは自分らしく自由に生きよう」という感じだと思います。
テーマソングに隠されているウソ
私はこの歌の中に、ウソがある、と思いました。
つまりこういう理由で、「ウソがある」と思ったのです。ちょっと聞いてください。
雪の女王は家族のために、魔法の力をずっとひとりで抑え続けてきて、それなのにちょっとの過ちだけでお城を出ていかねばならない状況に追いやられたのです。雪の女王は北の山の奥深くに辿り着いたとき、「ひとりで生きてゆくのなら、ありのままの自分を解放して生きていこう」と思いたち、力を解放したわけです。
雪の女王は「私は自由だ!ありのままの姿をみせよう!」と自分自身に言い聞かせます。「すこーしもさむくないわー」って歌いながら、マントを取るシーンは印象的ですよね。
でもあれって要は主観の問題で、自分自身の心を「冷たい氷」にしたから、寒さを感じなくなっただけ、自分自身に「思いこませている」だけなんだろうと思うんです。
ありのままの自分を解放することこそ、自由に生きることこそ、私の生きる道であると言い聞かせた。自分が本当に大事にしたいと思うものを捨てる変わりに、ありのままの自分で生きることを選んだんだと思います。
つまり、厳しく言えば「大切なもののために大切なものから遠ざかった」ように見せて、「自分を解放したい」という目的のために「大切なものを捨てた」ということかもしれません。
だからこのときは本当は、
「すこーしも さむくないわーっ」
ではなく、
「ほんーとは 超さむいわーっ」
だったはずです。笑
大好きな家族の近くにいることを捨て、ひとりで生きていくことを選ぶというのは辛くて、寂しさで心が凍えるほどの寒さだったはず。だけど、自分の持つ能力を抑えるストレスが勝り、力を解放することを選んだということ。
結局最後には妹のおかげで大切なことに気づいて、雪の女王はありのままの自分で生きることと、大事にしたいものを大事にすることを両立させる方法を見つけます。やっぱり物語はなんだかんだ言ってもハッピーエンドがいいですな。
まとめ
「ありのままの自分でいること」「自分らしく生きること」はとても大切なことだと思います。
だけど、「一番大切にしているもの」「大事にしたいもの」によって「ありのままの自分」「自分らしさ」の姿や形は変わっていくのだ、ということかと。
「ありのままの自分」「自分らしさ」というのは、本当に大切なものはなんなのか?を知ることからはじまるんだというのが分かりました。
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あなたの人生の文字盤が見つかることを願っています。
それでは!