うわべだけの人間関係なんて、もう一生必要ない。

「嫌われるのが怖くて、自分の正直な気持ちなんて言えない」

そんなことを毎日毎日繰り返していると、あきらめることがクセになります。

そして、あきらめていることすら忘れてしまう日が訪れる。

書き換えることのできないプログラムが、自分の意志とは関係なく、回り続けます。

そうなってしまうとまあ大変。

次第に、心で感じたことを、脳は素直に言葉にできなくなってしまうんです。

心と言葉の不一致が発生するプロセス

実を言うと、ぼくは小学生のときにいじめられた経験があります。

それ以降「人に嫌われないようにするにはどうしたらいいか?」という技を身に着けることに必死になっていました。

無意識なのでよくわかりませんが、自分を守るために必死だったのだろうと思います。

おそらく、自分を守るために、体得した「人に嫌われない技」をプログラム化し、無意識に回し続けていました。

結果、どんなに嫌でも辛くても悲しくても、心が感じていることを無視し、脳が作り出した「人に嫌われない」ための言葉が紡ぎ出され。

心で感じたことと、言葉は一致しなくなっていったのです。

・・・・・・

とまあ、こんな感じで、過去に経験した痛みによって自分を守るためのプログラムをつくり、無意識に回し続けてしまうことって多分にあって、そうなると心と言葉の不一致が発生するんじゃないかと思うのです。

プログラムをリセットするのは楽じゃない

この2年くらい、心が病んだり、会社を辞めたり、お金がなくなったり、大けがしたり、大きな出来事がたくさん起こりました。

それは、今まで力強く回り続けていたプログラムのリセットボタンを誰かが押してくれた反動だと、ぼくは思っています。

大変な2年だったけれど、今までなかった「感じたことを素直に言葉にできている感」があって、本当に良かったなぁと思っています。

うわべだけの人間関係は今日以降、一生必要ない

ぼくの人生の分岐点は、いじめられた小学6年生のときでした。

そのときから嫌われないことに必死になって、うわべだけの人間関係をつくるプログラムを回してきました。(もちろん、うわべだけではない友達もたくさんできて、いまでも中学・高校・大学時代につながった友達と会ったりします)

いろいろ経験してきて、いま思うのは、「うわべだけの人間関係なんて一生必要ない」ということです。

子どもから、大人になって、老いて、死ぬまで、一生必要ありません。

もしこれを読んでいるあなたに心当たりがあるなら、そんな関係は、いますぐさっぱりキレイにしちゃった方がいい。

「そんなことしたら、人に嫌われるかもしれないし、傷つくかもしれないし、痛くて辛いかもしれない」

そうかもしれないけれど。

それはそのときだけ、ほんの一瞬の痛みです。

でも、一度でもうわべだけの人間関係を築いたり、維持しようとしたら、そこから心と脳をバラバラにしていくプログラムは回りはじめます。

どこにあるかわからないリセットボタンを見つけて押さない限り、抜け出せない迷路をぐるぐる回って。

「なんだかよくわからないけれど、毎日辛いなぁ……」という人生の幕開けです。

毎日毎日、分岐点は現れている

いま目の前に、一瞬の痛みか、一生辛いだけの人生か、どちらか選ぶ「分岐点」があるとしたら、どっちを選びますか?って話です。

意識していないから気づきませんが、良好な人間関係を築けるか否かのその分岐点は、毎日毎日目の前に現れていて、毎日毎日どちらにいくか自分で選択しています。

人間は、集まって仕事したり勉強したり、誰かと一緒に生活したりしながら生きていく生き物で、必ず自分以外の誰かと関わり合いながら生きていきます。

人と関わらない人生を送ることは、不可能に近いとさえ思いますし、本心からそうしたい人なんていないとぼくは思う。

そんな世界で生きている以上、「目の前の人と良好な人間関係を築く」ということは、とても重要なことだとぼくは思います。

そしてそれは「うわべ」では絶対に築くことができません。

「本物」か、「うわべ」か。

毎日目の前に現れる分岐点の、どちらを選ぶか、です。

自分自身と良好な関係を築く

うわべではない「良好な人間関係」を築いていくために、自分ひとりでもできること。

まずは、

自分自身が感じていることと、自分の言葉を一致させる

ことです。

自分の気持ちと言葉のつじつまが合わなければ、はじまりません。

感じていることと言葉が一致しない状態で、目の前にいる相手との良好な人間関係など築けるわけがないですよ。

変な言い方かもしれませんが、

自分自身と良好な関係を築くこと

からだと思います。

まとめ

「自分はこう思うけどなぁ……」

「そのやり方は本当によくないと思うなぁ……」

自分の素直な感覚や思いを押し殺し、うわべだけの人間関係を続けようとするのはもうやめにしましょう。

自分の意見をどんどんいいましょう。

ムカついたなら「ムカついた」と言えばいいのです。

それはまあ極端かもですが(笑)、でも素直な気持ちを誠実に真剣に伝えて、それでもまったくわかってくれない・わかろうとしてくれない人は、一生「うわべ」の付き合いになる人です。

「自分は、あふれんばかりの勇気と知恵を持っているのに、人間関係を気にしすぎるがゆえに活かしきれていない…」とわかったいま、どうするか。

一瞬の痛みか、永遠の迷路を一生さまようか。

今日も、目の前に現れる分岐点と向き合い、進むべき道を選択しましょう^^

それではー!

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。