ぼくには自信を持って言えることがあります。
それは、無類の面倒くさがり屋であるということ。
疲れて帰ってくれば、お風呂や歯磨きさえ面倒になってやらないこともあります。
大学時代ひとり暮らしをしていたときなんかは、掃除も汚くなって気になり過ぎてからしかしないし、食器や洗濯物もどうしようもなくなるまで放置したりもしていました。
そんな面倒くさがりのぼくが、ここ1ヶ月、毎日ネルドリップでコーヒーを淹れています。
理由は、ある経験をキッカケに「自分でもおいしいコーヒーを淹れられるようになりたい!」と思ったことと、おいしいコーヒーは誰でも淹れることができると思ったから。
なぜ面倒くさがりのぼくがネルドリップでコーヒーを?
ぼくが家でもおいしいコーヒーを淹れたいと強く思ったのは、上田市柳町にある「コトバヤ」という古本屋でコーヒーを飲んでから。
コトバヤは比較的絵本が多く、そして古めの本がたくさん置かれており、雑貨があったりもして、独特な世界が広がっています。
で、ここは本屋なのですが、コーヒーが意外と美味しくてびっくりしたんです。
そして、「こんなコーヒーがあるのか…こういうコーヒーを自分でも淹れられるようになりたい」と思い、店主のさとみさんにおいしいコーヒーの淹れ方を聞いてみたら「自分がおいしいと思えればどんな淹れ方でもいいと思う」と言われたことがキッカケでした。
とにかく、自分の思う形で、やりたいようにやってみようと思えました。
ではでは、面倒くさがりなぼくのコーヒーの淹れ方を紹介します。
ぼくのコーヒーの淹れ方は誰かのモノサシではかると間違っているかもしれないけれど、おいしいからまあいいか、と思いながらも、いろいろと試しながら、もっと美味しくなれば、もっと自分の好きな味になればと思いながら、毎日毎朝コーヒーを淹れています。
豆を選ぶ
豆には、産地、ブレンド、煎り方など、実に多くの種類があります。
選ぶ人や、その豆を煎る人、場所や道具によって、味や香りがそれぞれまったく違ってくるということがわかりました。
その中で、自分に合う豆を見つけて手に入れる、という過程も楽しいです。
ぼくのいまのお気に入りは、「ペルーの深煎り」。
酸味がほとんどなくて、ガツンとくる苦味を持っている。
朝飲むと、目が覚めてやる気が出てくるコーヒー豆です。
お湯を沸かす
ポタポタとお湯を垂らしたかったので、そういうやかんを買いました。
ここに、美味しい水を入れて沸かします。
お水を選ぶ
お水は、最初は水道水を使っていましたが、「美味しいお水で淹れてみたらどんな味になるだろう?」という欲求が強くなり、別所温泉近くの山田神社で汲んできた湧き水を使っています。
そのまま飲んでもおいしい湧き水。
コーヒーミルで豆を挽く
ミルで豆を挽きます。
これを買いました。
ボタンを押している時間によって挽き方(粗さ)を変える方式のもの。
とりあえずコーヒーを淹れるには問題ないのですが、粉の大きさが均一にならないのがちょっと気になっています。
次のステップは、挽き目をある程度均一にできる、コントロールできるミルを選択することです。
時間に余裕があるのなら、手挽きミルがいいのかもしれませんね。
ネルに粉をいれる
(このハリオのネルドリップセットは、2017年4月から6月放送のドラマ「リバース」で使われていました。)
ではネルに挽いたコーヒー粉を入れましょう。
ミルから直接入れようとすると、粉がこぼれて大変なことになりますのでご注意を。
ぼくはスプーンを使ってネルに移しています。
お湯の温度を確認する
温度は、酸味や苦味に影響するけっこう重要な要素のようです。
ぼくは82〜85℃の間になったらおとしはじめることにしています。
コーヒー粉を蒸らす
1分くらい蒸らします。
コーヒー粉が呼吸するようにおとしていく
本か何かで習ったとおり、呼吸をするようにおとしています。
自分の呼吸と、コーヒー粉の呼吸を合わせるように。
コーヒーを飲む
ペルー深煎りのコーヒーが入りました。