人間は相手の気持ちを完全に理解することはできませんし、ましてや男は女の心などほとんどまったく理解できていません。
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特に女性が子どもを産むとき。
男性は、自分のお腹の中に赤ちゃんがいて、どんどん大きくなって、動いてお腹を蹴ってきたりして、最後に体の外に出てきて「オギャア!」と産まれる、というのが自分自身に起こることとして想像してみてください…..
いや、想像できないんですよこれが!笑
わかんないでしょ、自分の中に命がある感覚なんて。
つまり女性が子どもを育てて産むという行為は、男性にとっては想像を絶する、というか想像すらできない世界なんです。
「大変なことをしているんだな、、、」ってくらいのレベルです。
優しさとは「想像力」
だとわたしは思います。
つまりどれだけ相手の気持ちを理解できるかではないかと。
辛い経験をして悲しみを乗り越えている人って、深いし本当の意味で優しいですよね。
その辛さや悲しみを知っている人は、同じ境遇の人に優しくなれます。
それは、その人の気持ちがわかるからです。リアルな経験が相手の気持ちを思いやる想像力につながるのだと思います。
わたしの経験から言えること
思い返してみると、わたしも妊娠中の奥さんに幾度となくヒドいことをしてきました。
相手の気持ちを考えず、自分のことばかり考えて、一番ナーバスな時期に一番奥さんの心を傷つけてしまった。
めちゃくちゃ後悔しています!奥さん許して!笑
これって想像力の欠如が問題です。
経験上、男性は妊娠している女性の気持ちなど絶対にわかりません。
わかるはずがありませんよ。経験する土俵にすら立てないのですから、自分のこととして考えることなど到底できません。
ここで重要なのは、「いや!オレにはわかるよ!」なーんて強がることはせず、まずは「わかるはずがない」という前提に立つことです。
幸いわたしの奥さんは良いことでも悪いことでも何でも言ってくれる素晴らしいパートナーなので、たくさんの気づきをもらえ、自分の悪い部分を修正できるチャンスがありました。
が、状況や環境によっては、面と向かって気持ちを言えない人や、うまく自分の感情を表現できない人だっているはずです。
だからこそ、夫は細心の注意を払い、全身全霊で嫁さんの心の動きを捉えようと努力すべきなのだと思います。
まとめ
妊娠中、特に産まれる直前の女性は、希望と不安が入り交じる複雑な心境であることは間違いありません。
いま目の前にいる相手は、これまでもこれから先も、手を取り合って助け合い、孤独な心を温もりで埋め合い、前に進んでいく最高のパートナーです。
それに、子どもが真っ直ぐ成長するために一番大切なのは夫婦仲です。
夫婦がケンカしていると子どもは自分のせいだと思うそうです。
そうやって、罪のない無垢な子どもの心の中に、多少なりとも歪みを生みだすのは親なのです。
だからって無理をして合わせることなく、自然体で相手に優しくできる関係がベスト。
それにはまずは自分が相手の気持ちを理解しようと努めることが大切なのではないかと。
まあそーは言っても、出産直前は男はあたふたするばかりで、女性はいたって現実的で冷静です。
男ができることなど本当にごく僅か。想いやることくらいしかできませんけどね。
男は人の命が産まれる前では無力なのです。
あなたの「人生の文字盤」が見つかることを願っています。
それでは!