自分の経験と、友達2人から聞いた話で、今の恋人や結婚相手と良い関係を続けていきたいならやったほうがいいことを見つけたんです。
出会った頃と今を昨日と今日のようにつなげてみる
いま恋人もしくは結婚相手がいるのなら、その人と最初に出会ったとき・付き合い始めたころ・結婚生活を始めたころの気持ちと、何年か経った今の気持ちをくらべてみてください。
たとえばパートナーと付き合い始めたのが昨日で、今が今日だとしたら、どんな気持ちの変化がありましたか?
まったく変わらない?
あの頃のドキドキが少し薄れているかもしれない?
大切で繊細なモノに触れるのと同じようにしていたのに、いまは床に放り投げている感じ?
「昨日」と「今日」の違いは、パートナーと積み重ねてきた毎日の関係性によるものです。
「相手を思うがゆえの些細なウソ」はやめる
自分と友達2人の経験に共通していたことは、「そのままの自分を出せなかった」ということでした。
たとえば会社の飲み会があったときに、その場に女性がいるんだけど、相手が女性と一緒に時間を過ごすことを気にして怒る人だとしたら、「別に変なことするわけじゃないけど、正直に言えば面倒なこと言われそうだから言わないでおこう」とか。
たとえば付き合っている人以外の男性と食事に行くことになったときに、その人には恋愛感情はまったくないし、気持ちが変わったわけでもないし、そのお店には前から行ってみたいと思っていたから、「別に変なことするわけじゃないけど、正直に言えば面倒なこと言われそうだから言わないでおこう」とか。
一事が万事、それが積み重なってゆくのです。
「そのままの自分でいられる」を積み重ねる
なぜそのままの自分を出せなかったのかというと、恋人や結婚相手のことが大好きで「良い関係性を続けていきたい」と思っているからなのです。
でも実際は「目の前の良い関係」を作るためにそのままの自分を捨てることで、「長期的な良い関係を捨てた」と言えます。
良かれと思ってそのままの自分を出さない習慣。
つまりそれは自分を捨てること、我慢をすることが当たり前になってしまうということ。
そのままの自分を出せない「我慢」は、知らず知らずに心をむしばんでいきます。
大切な人を守るためにやっていたことは、だんだんと自分を苦しめていきます。
勇気を出してそのままの自分をさらけ出す
未来を意識して今を注意して生きることが大切だと思います。
最初に良かれと思ってしたことは、習慣になり、どんどん積み重なっていき、それが今の関係性となっています。
もしも「長期的に良い関係を継続していきたい」のであれば、絶対に我慢をせず「自分をさらけ出す」ことです。
怖くても、勇気を持ってそのままの自分を出す。
なるべく相手を気遣いながら。
いまの恋人や結婚相手と長きに渡って良い関係でいたいのなら、自分とも相手とも真剣に向き合ってみて、丁寧に説明をしてみるのがいいんじゃないかと思います。
それでも、できる限りを尽くして向き合っても、そのままの自分を受け入れてくれない相手なら、何かが違うのかもしれません。
常識とは逆のことをする
目の前のことにとらわれると、何かを勘違いしてしまいます。
「関係を続けていきたいなら、多少の我慢は必要だ」と思いがちですが、でもそれは逆なのです。
良い関係性をずっと続けていきたいのなら、我慢をせず、そのままの自分でいることです。
ぼくが15年という長い結婚生活で感じたことと、友達2人が恋人との関係で感じたことは一致していました。
まとめ
すべては、最初に決まってしまいます。
長い年月をかけて積み重なった地層のように、積み重なるほどに固く、深くなる。
重なるほどに、ちょっとやそっとのことでは、最初の純粋な関係に戻ることができなくなります。
関係性ははじまりが肝心です。
でも、そのままの自分でいようと決めた瞬間からはじめられることでもあります。
形は変わっても、自分次第でまたやり直せる。
そうやって少しずつ、どんな自分も受け入れながら進んでいけば、大切な人との関係性はより良くなっていくのだと思います。
一緒に実践していきましょう。
それではー!