アラサー女子はなぜ5年も付き合った彼と結婚するのをやめたのか。

 

見返りを求めようとすると、結婚生活も恋愛も泥沼にハマってうまくいかないことがわかりました。

偉大で盲目な恋の力

ぼくの知り合いのアラサー女子に、夜中の3時まで飲んで終電がなくなって帰れなくなった彼のために、文句も言わずに車で迎えにいくことができる、と言う人がいました。

恋の力は偉大です。

付き合いはじめのころや、結婚したてのころは、相手のために100%の自分を捧げる努力を惜しまない、好きな人のためならがんばれる、そんな経験があなたにもあるんじゃないでしょうか。

モチベーションが高い状態なので、相手のために何かをしてあげたいという気持ちが大きく、してあげたことで相手が喜んでくれればより嬉しくなれます。

「相手が望む自分とはどんな自分なのだろう……」と想像しながら、そうなろうと努力します。

人は、好きになった人のためならたいていのことをやれてしまうのです。

改めて、恋の力は偉大です。笑

でも、そんなアラサー女子も5年付き合って結婚まで考えた彼と別れる決心をしたそうです。

どうしてそうなったのか?書いていきます。

彼のためにがんばりたいアラサー女子

今目の前にいる恋人のために、持っている力の限りを尽くそうとします。

でももし、そこに無理があったとしたら?目の前の人の理想に合わせるために、自分にムチを打ってがんばっていることだとしたら?

この先長期間に渡って、相手の理想に合わせる努力を続けることはできるでしょうか?

相手の望む自分でいるためにがんばるアラサー女子

「彼のためにがんばらなきゃ!」と思ったアラサー女子は、「このペースで、この先もずっと続けていけるかな?」なんてことは考えずに彼に尽くします。

そして、はじめはがんばってくれる彼女の姿に喜んでいた彼は、次第に彼女がやってくれることを「当たり前」のこととしてしまいます。

彼に喜んでもらいたくてがんばっていたアラサー女子は、彼が当たり前に感じ始めていることを察知します。

「がんばっても、喜んでもらえない……」

と、見返りがなくなることで辛くなり、アラサー女子は次第にがんばる量を減らしていくのです。

彼、だんだん不安になる

「彼女はぼくのためにがんばってやってくれて嬉しい」と感じていた彼は、アラサー女子の彼女ががんばってやってくれることを「当たり前のこと」としていきます。

でも、アラサー女子の彼女としては、はじめは慣れない料理や洗濯をがんばっていました。

それは彼が喜んでくれるからで、喜んでくれないとがんばる理由が見あたりません。

だんだんと、彼女が当たり前にしてくれていた料理や洗濯をしてくれなくなっていったら、彼はどう感じるでしょうか?

「もしかしたら彼女は、ぼくのこと嫌いになってしまったのではないか……」

と不安を感じるかもしれません。

そして、そう思いはじめた彼は、彼女の気持ちをつなぎ止めようとします。

彼、見返りを求めはじめる

不安になった彼は、今度は自分が「してあげていること」を挙げ、見返りを求めはじめます。

「自分はこんなにがんばっているんだから、あなたももっとやってくれてもいいんじゃないか?」と。

アラサー女子の彼女は、最初は「そうか、彼がそんなにやってくれているんだから、自分ももっと頑張らなきゃいけないな……」と思い、がんばります。

でも、彼にも彼女にも感情の起伏があり、疲れている時がある。

お互いの良くないタイミングで見返りを求めたとしたら、「いや、別にお願いしてないし、望んでもいないことを、あなたが自分で決めて勝手にやってるだけじゃない?」と、思ったことを言葉にしてしまうことだってあるかもしれません。

「彼女は自分のことを嫌いになってしまったのかもしれない」と不安になっている彼にとって、見返りをくれない彼女にますます不安になり、不満をぶつけたくなってしまいます。

アラサー女子、期待に応えることに疲れて別れを決める

彼の期待に応えることも、見返りを求められることにも疲れたアラサー女子は、拍車をかけるようにして不満をぶつけてくるようになった彼との関係に疲れてしまいました。

そして、「この人とは長く一緒にいることができないかもしれない……」となってしまったのです。

付き合いはじめたとき、「彼のために自分を犠牲にできる自分」を基準にしてしまったことで、その基準を守れなくなった自分にも、それを求め続けつつ見返りを求めてくる彼にも疲れ果て、結婚することを考えた彼との5年間の関係を終わらせる決意をしたのです。

まとめ

この話から得られる教訓は、

・相手の望む自分になろうとしないこと

・相手からの見返りを期待しないこと

・相手のすることを当たり前にしないこと

です。

これは、恋愛にも結婚生活にも当てはまる話。

実際ぼく自身、出会った頃や結婚したばかりのころに相手のためにと思って無理をしてしまい、「相手が思う理想のぼく」でいようとしたり、「自分はこんなにがんばっているのに相手はちっとも返してくれない」と不満に思ったりぶつけたりして、結婚生活がうまくいかなくなりました。

いま付き合っている人や結婚相手との関係がうまくいっていないと感じるのなら、「自分に無理がないか?」「見返りを求めていないか?」「相手に感謝しているか?」の3つを自分に問いかけてみるといいかもしれません。

自然体で、依存し合わず、いつでも感謝を忘れないことが、理想のパートナーとの良い関係性を継続していく秘訣だと思います。

それではー!

ABOUTこの記事をかいた人

東京都北区出身。 これまでの経験と読書遍歴を活かして、現在は動画制作・コミュニティー運営・速読読書会開催・YouTubeチャンネル運営・オンライン講座を通じて、人が自らの才能を発揮し自由に生きるためのサポートをしています。