近頃、妖怪ウォッチというアニメが空前の大ブームを巻き起こしつつありますね。
妖怪ウォッチ
その人気は仕掛け人の思惑通り、アニメからゲーム、ゲームからグッズへとつながり、発売されるグッズは大ヒット。需要と供給のバランスは崩れ(というか意図的に崩しているのかもしれませんが)、一昔前の(今もそうかもしれませんが)野球のチケットを当日球場近くで高値で売る「ダフ屋」的存在が出現し、大人の力で希少価値の高くなったグッズをゲットしてネットで高値で販売する商売が目立つようになってきました。
ウチの子どもたちもご多分に漏れずハマっているのですが(笑)、こう言ってはなんなんですけど、私にはどうしてもこれらのグッズが「面白いもの」には見えないのです。
例えばこれとか、
送料無料!【中古】【ぬいぐるみ&他おもちゃ】【浪漫遊楽天市場店 専売品】【340001KR】【中古… |
スポンサーリンク
こういうのとか、
【新品・QRコード未使用・BOX開封商品】 妖怪メダル 第3章 妖怪ウォッチ メダル【レビューでメ… |
数が少なくて売り手市場であり、通常価格よりも値段を上げても買い手がつくようです。
「流行もの」は自分を手っ取り早く認めてもらうためのツールになる
決してハイテクな代物ではなく、うまくコストを抑えよく考えて作られています。そこに「妖怪ウォッチ」という付加価値がつくだけで高い金額でバカ売れする、、、そこまで世間を盛り上げるテクニックというかプロセスがすごいんでしょうね。
思い返してみると自分も子どもの頃に、そんな他愛のないものにハマっていました。ビックリマンとか、ドラゴンクエストとか、なんかのカードとか、あ、カードダスだっけな?移り行く流行に乗って、みんなが盛り上がるものに敏感に食いついて、一緒に盛り上がっていたのを思い出します。
確かに思い出には残っています。あれ、あったなあとか、あれやったよねーとか、話のタネにはなります。でも今落ち着いて考えてみると、それらが自分の人生になにか影響を及ぼしているとはとても思えません。
要は、大抵の流行ものというのは、それくらいのものなんです。
みんなが話題にして、盛り上がるから、自分がそれをたくさん知っているということがステータスになるわけです。たくさん知ってたり、ゲームがどれだけ進んでると、誰かに「スゲー!」とか言われる。よく考えてみればそんなのその本人は別になんにもスゴいわけではないんだけれど。
テレビ局の戦略がちょっと狂って、急につまらなくなって人気がなくなってしまえば、サーッと次の「流行もの」に移動するんです。ちょっとした差です。冷めた目でみていた人達としては「あの時の熱はなんだったのか?」と思ってしまうくらい、キンキンに冷えてしまいます。
商売は商売
商売だけでやっているものに、きっと本物はないんだと思います。
商売が商売を呼んで、ダフ屋的な人が出てきて「本当に欲しい人が買えなくて問題だ」とか言ってるけど、私には何が問題なのか分からない。だって、本当に社会に必要なもの、生きるために必要なもの、子どもの成長のために必要なものであれば、この平和な国ニッポンが放置しておくわけないだろうと思うからです。生産を後押しして、需要と供給のバランスを保つことなどいくらでもできるハズです。
まあ、本当に必要だと思うことはお金にならないことが多いので、商売の力はこのご時世どうしても必要になってくるのですが、、、そこがまた難しいところなのかもしれないな、と書いていて思いました。
でも商売は商売。いちいち騒ぐことではないと私は思いますが、、、自分の損得のために必死になるのが人間です。私も自分がハマっているものなら騒いでいるかもしれません笑。頭では分かっていても、体が動いてしまうってことは往々にしてある気がします。
まとめ
子ども達はその時はそれなりに楽しい時間を過ごしていると思うので、ハマっていることを否定するわけではないのですが、、、日々うつろう「流行もの」を追い求める毎日から脱し、「本物」を常に追いかける「目」を持つためにはどうしたらいいのか?やっぱり「心の底から本気で夢中になれる何か」を自分自身で見つけることしかないんでしょうね。
それぞれにそれぞれの本気で夢中になれるものがあるはずです。
でもそれを見つけるのは本人にしかできません。親がやれと言ったことなんて本当の意味では好きにはなれないと思います。
親は水辺まで連れて行くことしかできない。非常に歯がゆいですが、今やっていることを否定せずに、「こんな世界もあるんだよ」というのを見せ、「自分の選択の積み重ねで人生が作られていく」ということを教えていくことでしか子どもの成長には関われないと私は思っています。
んー、、、子育ては、本当に難しい。
あなたの人生の文字盤が見つかることを願っています。
それでは!