【NABO】お父さんが毎日焼いてくれたものすごいまずい卵焼きの話。

スポンサーリンク


 

潜在意識の中がマッサージされるような

 

仕事をすることが吉本ばななさんの「人生の目的」なんだそうです。

 

全体像が見えないくらい大きいけど、指一本でフワッと持ち上がる感じ。
宇宙の果てまで届きそうなふかーい言葉を、誰にでもなじむ表現にして届けてくれました。
不思議な感覚。。。

 

 

 

いつもお世話になっているおしゃれカフェネイボで、吉本ばななさんの「イヤシノウタ」出版記念トークイベントがありました。
 

イヤシノウタ

イヤシノウタ

  • 作者:吉本 ばなな
  • 出版社:新潮社
  • 発売日: 2016-04-27

 

ばななジュースを飲みながら、ばななの時間を。楽しみです。

大野 晃義さんの投稿 2016年5月14日

 

トークのお相手はネイボ店長の池上さん。
(池上さんも緊張とかするのかな…)
 
IMG_20160515_141151

 

今まで素敵な方はたいてい自然体です。吉本さんも偉ぶらず悪びれず?(笑)自然体な方でした。
そういう人は自然体でいるためにどんなことを捨てたらいいのか知っていて、それを捨てられる「理性」を持っているのだというのがぼくの解釈です。

 

吉本ばななトークイベントinNABO(信州上田)の、心が動いた話を「5つの力」という形でまとめてみました。

 

 

1.バランスの力

 

壮大な景色のところに行くと足元とか手元を見ちゃうクセがあって、それでたぶん自分の中でバランスを取ろうとしている。
それってすべて同じことだなって結論に達するんですよ。

 

例えば「オレは絶対宇宙を旅する男になる!」なんて、お〜〜っきな夢を本気で見てしまったとしたら、普通は心と体が追いつかなくてフワフワして何から始めればいいかわからない!ってことあるんじゃないかと。

 

でもそこで、小さな小さな一歩を見つめることができる人は前に進めます。
んーなんだろうな、、、例えば「宇宙関係のDVDをツタヤで借りてくる」みたいな一歩を踏み出せる人。

 

壮大なものを見たときに、手元の確かなものを見てバランスを取れる人は、前に歩いていける人なんじゃないかと思いました。

 

 

2.ありふれた日常の力

 

「パンの袋をあけたらいい匂いがした。」
みたいな誰でも知っていることからの方が伝わりやすいんじゃないかなと思っている。
誰にでもわかる感触で伝えたい。

 

難しいことを難しく語ろうとするのは、「自分はこんなに言葉を知っている」って言いたいだけ。ただの自己満足だなって、最近の自分を振り返って思いました。

 

 

3.言葉・文章の力

 

この人こういう人だから、もっとこうなったらいいのにな…と思ったら、こういう言葉をかけるとか、どのタイミングで言うとか、やろうと思ったらたぶんできるけど、私は絶対にしたくないと思ってる。

自分の思ったように人を動かすって恐ろしいことだなって。
でも文章だったらその人のタイミングで届けられる。
その人に選ぶ自由が生まれるでしょ?その方がいいなと思って。

文章の方ではそういうことを心がけているんですよ。
ただそれも、なるべくうすい方がより届くわけで、その技術を持っているのは恐ろしいことだなっていう風に自分では思ってる。

取り扱いに注意しなくちゃいけないなって思ってます。すごく気をつけて気をつけてやってます。でもまあ真摯にやっていけばどんどん話のストーリーは薄くなっていくんだろうなっていうのが今のわたしの結論なんですよ。

文章の方では、相手に好きな時に受け取ってもらえるような形でやっていこうって決めました。圧を与えない方法があるなって。

 

これは文章書いている人必読ですよ。言葉の力は恐ろしいという話。

 

言葉だけじゃなくて表現することすべてに共通することかもしれません。持っているツールを磨いて力をつけた時に、何に、どうやって使い、どうしたいのか?その人の人間性というか大事な部分が問われるタイミングがいつか来ます。

 

 

4.たった1人に伝える力

 

具体的ならば具体的であるほど伝わらないんですよね、他の人には。

客観性が必要なんですけど、じゃあ客観性っていうのは何から生まれてくるのか?っていうと「読んでくれる人への愛情」なんですよね。

読んでくれる人に自分に起きたことを伝えてなおかつその人の役に立ちたいと思うと、おのずとなんかこううすまっていっちゃうと言うか。だからたった1人でも読者を限定してでもいいから、「その人を楽にしたい」っていう気持ちから書きはじめると良いバランスになるんじゃないかなぁと思います。

具体的に何かしら役に立って欲しいなって気持ちがあれば違う気がします。
その人の何かをちょっと動かしたい。その人が少しでもよくなってくれたらなぁっていうようなことがこもっていれば必ず伝わると思います。

わたしは売れたいとか思ったことはなくて、たった1冊であろうと誰かの枕元にピンポイントで行ければいいと思ってます。

 

「たった1人にフォーカスする力」の話。
これは、ぼくが今やっている方眼ノートの書き方でもとても重要になっているキーワードです。

 

人間は主観の生き物です。
自分の五感を通じて得た情報を、自分の脳で解釈します。当たり前ですけど。

 

でも、工夫すれば相手の気持ちに入り込むこともできる。それが「客観性を持つ」ことで、それは「相手への愛情」によって生まれると吉本さんは言っています。

 

言うは易し、行うは難し。
これができれば、文章でもビジネスでもなんでもうまくいくんでしょうね。人に喜んでもらったり世の中を良くしたりしながらお金を稼いで生活していけるんだろうなぁと思いました。

 

 

5.あらゆる「小さい可能性」を信じる力

 

お父さんの卵焼きめちゃくちゃまずいんですよ。毎日焼いてくれたものすごいまずい卵焼きがあって。すごい有名なんですけど笑。ある時涙を流しながら「二度と食べらんないんだぁぁ…」と思って何回か涙したことがある。

お父さん目も見えなくなって80超えてたから。
でも急に、ある時家に行ったら卵焼きを作ったことがあって。また食べちゃったんですよね。うわー懐かしい!と思って。でもこれって絶対ないと思って。目も見えないし。

父は死んだから2度と食べらんないんだと思うんだけど、わからないですよねこればっかりは。
自分が目が見えなくなって作れちゃった!ってこともあるかもしれないし笑

あらゆる小さい可能性があるなっていうと意外につらいことばっかり考えないですむかなーって思います。

 

「不可逆な(もう元に戻らない)ものにどう対処すればいいでしょうか?」という参加された方からの質問への答えでした。

 

「もう2度と手に入らない…」とか「あんなに可愛がってたのに子どもは家を出て行ってしまう…」とか。
とにかく何か大切なものを失いそうになって絶望しそうになったら、この「吉本家のまっずい卵焼き」の話を思い出そうと思いました笑。

 

 

まとめ

 
いかがでしたか。
何か生きる上でヒントになるようなお話はありましたかね?

 

ぶっちゃけると、、、ぼくは吉本ばなな作品は高校時代に一度チャレンジして「合わない」かったんです。それ以来読んだことがありませんでした。でもミーハーなので(笑)、この機会に読みました。

 

人は変わるものです。
昔は、「ありふれた日常が描かれている」のが面白いと感じなかったんでしょう。
今は、「ありふれた日常が描かれている」のがすごく新鮮で面白い。

 

吉本ばななさんの本を読んでみて感じたことは3つあります。
それは、
 

1.日常にある「事実」の力強さ

2.宇宙に届きそうなくらい深い解釈

3.誰にでもわかる表現に変えて伝え、読む人の心をちょっと動かす

 

ありふれた日常の大切さに少し気づけました。

 

イヤシノウタ

イヤシノウタ

  • 作者:吉本 ばなな
  • 出版社:新潮社
  • 発売日: 2016-04-27

 

イヤシノウタ」良い本です。

 

IMG_20160515_163338
 
ぼくよりも吉本さんのファンらしい妹の名前入りでサインもらいました。
嬉しい!

 

今日もありふれた日常のなんでもない「事実」をひろい集めて、力強く前進しよう。
それではー!

 

 

いいねやフォローをしてもらえると、シッポをふって喜びます!

     follow us in feedly   

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ2016年3月に長年勤めた工作機械メーカーを退職し、「独立して生きていく」ことを目指して出発しました。文章を書くこと、子どもと触れ合うことが大好きです。「相手の望んでいることを120%理解し、自分にできうる最高のパフォーマスンスを発揮する」ができる人間になることが、2016/8〜3ヶ月の目標。 最終的には「人の中に眠っている力を発見し、引き出せるヤツ」になりたいと思っています。よろしくお願いします!好きなこと: 歌(カラオケ)/ブログ/読書/ノート/旅/キャンプ