【ビジネスマン必読書】大前研一さんが大昔に伝えていた「考える」ことの大事さ。「自分事」になりきれてない自分に、あなたも驚愕する。

 

考える事が大事なんですよ

 

そりゃあね、大事なのは頭ではわかっていますよ。ねえ?そうでしょう、みなさん。
なんとか言ってやってくださいよ!笑

 

でもそう言われても、「だけど、考えるために何をどうすりゃいいか分からない」ってのが悩みになってきます。そもそも「考えるって何?」って感じですよね笑。
 
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photo credit: Thinker via photopin (license)

 

なので読みました。
世界トップクラスのコンサルティング会社で働いていた、世界でトップクラスのコンサルタントが書いたこの本。
「考える」ことで、世界有数の企業経営者の問題解決をしてきた大前研一さんの「考える技術」。
 

考える技術

考える技術

  • 作者:大前 研一
  • 出版社:講談社
  • 発売日: 2004-11-05

 

この本、よく見ると2004年に出版された本なんです。
12年も前から大前さんが言っていた世界が、今現実になりつつあるというのは「あばれる」だけが取り柄のぼくでもわかりました笑。

 

説得力のあるこの本から、今の時代における「考える」ことの重要さと、そもそも「考える」ってなに?について学びました。
結論は、
「考えないと生き残れない時代」だから
という単純な言葉になってしまいました。

 

 

新しい時代に必要な物

 
そうなんですよ。12年も前から新しい時代は始まっていたのだそうです。
ぼくが24歳の頃ですね。そんな難しいことまったく考えないでのほほんと生きていました。

 

新しい時代とはどういうことか?についてはぼくには分かりやすく書くことができなさそうなので笑、詳しいことを知りたい方は本を読んでください。ただ、わかったのは、

 

・古い価値観は淘汰されすべてが新しく生まれ変わる
・新しい世界でビジネスを展開していくには新しい思考回路に切り替えなければならない
・見えない大陸でビジネスマンに求められる思考回路は論理的に考える頭脳回路
・これからの時代、論理的思考がなければビジネスマンとして生き残ることができない
・新しい時代は、思考力によって極めて大きな格差が生まれる時代
・すなわち思考格差の時代なのだ

 

と大前さんが12年前に言っているということです。
「論理的思考力=考える力」がないと、ビジネスマンは新しい世界を生き残れないと。

 

 

なぜ生き残れないのか?

 
ぼくのない頭を絞ってみたらわかってきたことがあります。
例えば、、、

 

モノを作る仕事は今は人の手が必要な領域が広いですが、人はお金が掛かるのでできる限り「自動化」をしようという方向に自然に向かっています。今はできていないけど、近い将来ほとんどのことをロボットや機械やコンピューターが自動でやってくれるようになったら、モノづくりに関わる人たちの仕事はどうなるのだろうか?

 

例えば、、、3Dプリンターはどんな複雑な形状でも作れますが、それがより早く安くモノや部品を作れるようになったら、その部品の製造を担っていた人たちの仕事はどうなっちゃうのか?

 

とか、本の出版社である講談社は、プログラムした本をボタン一つで自動で製本してしまう自動化された機械を持っているんだとか。アマゾンなんか、ボタンひとつですぐに生活用品を補充してくれるドローンが飛ぶサービスを提供し始めているとか。自動運転してくれる車にしろ、ロボットにしろ、コンピューターにしろ、技術革新はどんどん人の手間を減らしていく方向に向かいます。

 

将来的にはそうなることが予想される技術革新が近々おきて、人がまったくモノを作ったりサービスを提供したりしなくてもいい世界が訪れるとしたら、技術にとって変えられた人たちは何をしてお金を稼いで生活するのか?

 

と考えた時に、やはり「考える」ことの重要さをひしひしと感じます。
考えないで、「このまま言われたことやってれば安心だ」とか言っていられる時代ではない、と大前さんは12年も前から言っているのです。

 

 

日本人のほとんどが「考えない」原因

 

日本人のほとんどは頭を使わない

 

と大前さんは言い、「日本人には2つの面で受験の後遺症がある」と。
どういうことか?

 

一つは親から「勉強しろ」と言われて、子どもは「成績が上がったらご褒美ちょうだい」と言ってがんばる。
つまり、「考える・勉強することに対価を求める。」「対価のないものに対しては努力しない悪い癖がついている。」と書いています。

 

もう一つは、「試験のために勉強するから、試験が終わると見事に忘れる」と。
「せっかく勉強したことが何も残らない。」「この点において日本人は天才的だ」と辛辣です笑。

 

そして、

 

そもそも学校で教わるのは、最初から答えのある問題だけだから、ほとんどの日本人は考えるというトレーニングをまったく受けていないのである。

 

と言います。
小学校の先生に聞くと、学校の勉強も最近は「考える教育」を意識して授業やノートの取り方に工夫をして変化しようとしているようですが、子どもの宿題なんかを見ると、やはり「答えのある問題を解く」とか、「覚える」という内容が多いですよね。

 

「考える」ことについて「何かを感じている」けれど、まだまだ過去の成功体験や経験則に引っ張られて変わりきれない現状があります。自分の事を考えてみてもそうですしね。

 

 

企業も考えない

 

日本企業は往々にして過去の成功体験や経験則に基づく「思い込み」がビジネスを支配している

 

と言っています。これはぼくの前の会社でもそうだったのでよくわかります。

 

問題解決をするときに、過去の経験に基づいて解決策を決めたがる人と、まったく新しい方法を前向きに考えられる人の差は、責任を取りらされるのが怖い人か、責任ではなくその解決が必要な人を思い浮かべている人がどうかで分かれます。

 

「過去と同じようにやった」と言えば、ダメだった時も一応言い訳がつきますからね。
ぼく自身も、そうやって「考える」ことをせずに責任逃れをした経験がありますのでよくわかります笑。

 

 

「考える」とはどういうことか?

 
ではそもそも、「考える」とはどういうことなのでしょうか?
大前さんは、この本で大前さんなりの「考える」ということについて語っていますが、ここでは紹介しないことにします笑。

 

「考える」とはどういうことか、考えてみる時間も必要ですよね。

 

 

まとめ

 
今、「2020年問題」というのが話題になっています。
何か?というと、まさに日本が「考える教育」にシフトしようとしている動きです。

 

答えのある問題を解くのではなく、その人が「考えた」プロセスを見るような教育なりテストなりをしていくという内容。
これから教育は変わっていくのだろうと思いますが、そもそも子どもたちに「考える教育」をする先生たちが「考える」習慣がついていない日本人だとするとちょっと心配ですね…

 

 

ネクストアクション!

 
大前研一さんの「考える技術」を読んで、

 

1.「日本人は受験の後遺症を持っている」
2.「論理的思考力=考える力」がなければビジネスマンとして生き残っていくことができない
3.12年前に言われていることが、まだ自分事になっていなかった

 

がわかりました。
これから、「考える」とはどういうことか?を知り、「考える」習慣を身につけていきます。
そうしなきゃ、すでに始まっている「新しい時代」を生き残れないからね。

 

考える技術

考える技術

  • 作者:大前 研一
  • 出版社:講談社
  • 発売日: 2004-11-05

 
「考える」演習がたくさん載っているこの本、オススメ。

 

「考える」を身につけて、新しい時代を生き抜いて、良い人生を過ごしましょう!
それではー!

 

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1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。