【働き方】自分事でつながって楽しく社会問題を解決!「ソーシャルデザイン」という素晴らしい仕事を実践するスマスタについて。

 
もうすぐ3号店が動き始める、最近イケイケのHanaLab.でまたもや素晴らしいセミナーがありました。
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講師は大阪のNPO法人「スマイルスタイル」を運営されている塩山諒さんという方。

 

主催はNPO法人を助けるNPO法人アイダオさん。
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スマスタのパンフレット、めちゃくちゃオシャレ!
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とても素晴らしいお話を聞けて、最高に勉強になったのでシェアします。
 

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塩山さんってどんな人?

 
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小学校3年生くらいから不登校になり、中学高校も引きこもりがちであんまり学校に行かなかったという塩山さん。それゆえ学校教育に対する疑問や想いが強くなったといいます。
 
教育の切り口で社会をより良くしたいというめちゃめちゃ強い想いを持っている関西の方なので、コテコテの関西弁で情熱的にエライ勢いでまくしたてるのかと思いきや、物腰もしゃべりも柔らかく、おっとりした感じのとてもやさしそうな人。
 
でもしゃべりはじめると次から次へと想いが溢れ、ひとつ質問をするとひとり連想ゲームがどんどんつながって(笑)、結果素晴らしい話が聞けた!という感じでした。

 

自然体で、静と動の両面をバランスよく備えている、不思議な魅力を持っている人だなというのが印象です。

 

 

どうしてわざわざ大阪から上田に来てくれたの?

 
数年前にアイダオの代表で侍学園の理事長である長岡さんと東京の勉強会で出会ったと。その勉強会には日本を代表するそうそうたる方々がきていたのに、なぜか駆け出しの塩山さんも呼ばれ、長岡さんに「変わったヤツがきている!」と目をつけられ笑、初対面で意気投合。そのつながりで上田に来た、ということです。

長岡さんはTED Sakuのこのお話が有名です。

 

 

スマイルスタイルのはじまり

 
教育の課題を、表層的なものに食らいつくのではなく「根源をつきとめて」解決したいと思っていた塩山さん。22歳の時に「社会を変える。を仕事にする」と宣言してみたそうです。その想いは、当時とは炎の形や色は変わっていても、いまも燃え続けていると感じました。
 
で、同じような想いを持った仲間3人が集結してスマイルスタイルははじまったそうです。
 
当初は「スキルなし・人脈なし・お金なし」。
でも、「できることからやってみよう」ということで、ごみひろいからはじめたそうです。
 
「カラオケ行く?ボーリング行く?それともごみひろいいっとく?」
的なキャッチフレーズで、たくさんの人を巻き込んでいく活動に変化し、若者を中心とした「オールナイトごみひろい」という活動で定着。

 

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調べたらいまでも継続されているんです。
声高らかに大きな社会的課題を叫んでみても、行動が始まらなかったり、活動が続いていかなければ何も解決しません。
続いていく仕組みを作っていることがスゴいなぁと思います。

 

「ごみひろい」という誰にでもできる社会貢献を原点として、多くの人の無関心を関心に変えていくスマスタの快進撃が始まったということです。

 

 

スマイルスタイルの成長

 
と言っても、始めたばかりはやっぱり大変だったそうで、オフィスを持っていないのでいろんなカフェに1日中居座ってオフィス代わりにしたり、1日1食ニンニク臭い具なしのペペロンチーノしか食べれない日が続いたりと、2年間は売れない芸人のような生活をしていたそうで。
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photo credit: Italian Carbonara via photopin (license)
(写真はイメージです笑)

 

「教育を変えたい」「社会的課題を解決したい」という強い想いを持っている塩山さんは、自分の想いをたくさんの人に伝えたいのだけれど、最初は誰も相手にしてくれなかったそう。友達さえも。
 
でも、プレゼンのコンペに出まくったり、地域活性イベントを勝手にやりまくっていたりしたら、コンペで優勝したり、アメリカ村のおっちゃんに一緒にやろうと声をかけられたりするようになったと。
 
行動を愚直に続けていたら、興味を持ってくれる人が増えてきて、仕事が舞い込んでくるようになったそうです。

 

芯を曲げずに、諦めずに行動を続けていると、協力・応援してくれる人は必ず現れる。
自分事で諦めずに行動している人に周囲は影響されていく。
とにかくスゴい人だなあと感じました。

 

 

スマイルスタイルの現在のビジョン

 
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スマスタは、「人と人とのつながり」「創造力」で社会問題を解決していくためのソーシャルデザイン。
あらゆる境遇の人が「ふつうのしあわせ」を感じられる社会づくりに挑戦している会社です。
 
現在のビジョンは、「若者の貧困問題解決」。
年収180万円でも結婚して、子どもができて、「ふつうのしあわせ」を感じられるような社会をつくりたいと塩山さんはおっしゃっていました。

 

 

まとめ

 
・社会貢献活動はどこか「恥ずかしい」的なイメージがあり、良いことだとわかっていてもなかなか行動に移せない人は案外多い
・加えて、そういったなかなかお金にかえられない活動を継続していくことの難しさもある
・だけど、社会的課題をみんなで自分事になって解決したい!

 

スマスタは、多くの人のマインドをONして惹きつけて(地域の人を巻き込む)、お金を引っぱりこんで(活動と企業・行政の考えをマッチング)、社会的課題の解決を乗っけてしまう(想い)、という3つを同時に実現させながら、みんなをハッピーにし、世の中をハッピーにしていくことに成功している人たちです。
 
この3つをつなげてしまう仕掛けがスゴイんです。

 

 

ここにたどりつくための道のりは人それぞれ違って、塩山さんのマネをしたからと言って同じような場所にたどり着けるということは絶対にありません。自分の道は自分で見つけるしかない。

 

でも1つ言えそうなのは、自分の持っている想いを発信し続け、諦めずにとにかく思いついたことを行動に移し続け、そのフィードバックから行動を修正しながら進んでいけば、自分の、みんなの、世の中のハッピーにたどり着けるということ。

 

 

ぼくはまだ自分の想いをはっきりと見つけられていない状態ですが、でもだからこそ思いついたこと、今やれることを愚直に行動に移していくしかないと気づかされました。

 

それではー!

 

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。