【ミスチル人生論】「Starting Over」自分のなかにいるモンスターとの付き合い方。

 

肥大したモンスターの頭を 隠し持った散弾銃でしとめる
今度こそ躊躇などせず その引き金を引きたい

-Mr.Children「Starting Over」より-

 

IMG_20150628_153950

 

 

 

人間のもつ2面性について

人はみんな、2面性を持っています。

志が大切だといいながらお金に執着し、
やりたいことに情熱を燃やしたそのあとに現れる怠惰な自分には勝てず、
思いやりと善意で人を傷つけ、
笑顔を振りまいて自分を押し殺し、
子どものためといって可能性と未来を奪い、
成長を切望しながら失敗を恐れ、
自由を求めながらも不自由なかごの中をさまよい、
ワクワクに心躍らせたいと願いながら安定にしがみつき、
愛しているといっては憎しみ恨み、
夢だというくせにリアルには動かず、
友だといってはそのときだけただ馴れ合う
んです。

<参考記事>
「愛」と「夢」と「友達」を言う奴を俺は信用しない。by タモリさん: だだっこのおススメ情報

この歌は、そういう自分の中に潜んでいる「もうひとりの自分」との戦いを歌っている。

 

人生は葛藤の連続

自分だけがいける世界で弾丸を打ち放ち、モンスターを追いつめる。

今度こそ、今度こそ仕留めようと、指先に意識を集中する、、、

だけど追いつめたそのとき、そのモンスターの瞳の奥に「孤独」と「純粋さ」を見つけてしまう。

本当に仕留めていいのか?こいつと付き合っていく方法はあるんじゃないか、、、

 

みたいな葛藤の話。

あるでしょ!こういうこと。

 

新しくなにかが生まれれば、なにかが死んでいく

 

いくつもの選択肢と可能性に囲まれ
探してた望んでたものがぼやけていく
なにかが生まれまたなにかが死んでいくんだ
そうきっとそこからは逃げられはしないだろう

 

ポジティブに思える自分の好きな部分も、自分自身がイヤだと思うネガティブなマイナスな部分も、全部ひっくるめて自分なんです。結局、生まれては死に、そしてまた何か新しいものが生まれてくる。

そうやって自分の中につねに潜んでいるモンスターと、一生戦いながら生きていく覚悟のストーリーだとぼくは感じました。

 

Mr.Children REFLECTIONの新しい挑戦

ミスチルは今回、イノセントワールドからずっとプロデュースしてくれてた小林武史さんむきでのセルフプロデュースということで、大きな穴をどうやって埋めるかという大きな大きなチャレンジだったようです。

 

今日もぼくだけがいける世界で銃声がとどろく
まばゆい、はかない、閃光が駆けてった
なにかが終わりまたなにかがはじまるんだ
そうきっと その光はぼくにそうさけんでいる

 

みんな同じ想いだということ

ミスチルの桜井さんいわく、

いろんな場面でなにかを終わらせて、新しいなにかを始めていく。
日常の中で気分転換になるような曲になればなぁと思っています。

 

自分の状況に重なるんですよね。

新しいことにチャレンジしながら自分を表現したいと思う反面、失敗への恐れやいま持っているものを失う恐れがモンスターとなって心の中で暴れている、ような気がします。

というか、きっと誰にでも、自分だけがいける世界で、自分の中にいるモンスターと対峙しているはずなんです。

自分の中のモンスターと恐れずに立ち向かおう。

そんな気持ちにさせてくれる曲。おすすめです。

 

映画「バケモノの子」の主題歌!

IMG_20150705_134045
映画にピッタリな曲。
最新情報|「バケモノの子」公式サイト

 

それではー!

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。