「定時退社」に罪悪感を感じているあなたに伝えたい3つのこと。

忙しい自慢は不幸自慢。ダサいっすよね。

自分で決めた道なのに、グチを言って同情を求めるのはかっこ悪いと思うんですよ。

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「残業をしない」という罪悪感

 
残業が当たり前になっている会社の「あるある」だと思うんですが、ノー残業で帰るときになにか後ろ指指されているというか、罪悪感を感じるときってありませんか?

「なんでキミだけそんなに早く帰れるわけ?」っていう声なき声が頭の中だけで響くのです。もちろん、周りの人はそんなことは言わないしこちらの勝手な思い込みと言われればそうなんですけどね。

でもそういう職場って、そこにある空気の全体感も「忙しい忙しい!」「あーもーやだー!」的なことになっている。みんながみんななんか苦しくなってて、ササクレだってて、早く帰れる人をうらやましく思い、妬んでいるのです。
 

 

抜け出したら広がる、柔らかな清々しさ。

大野晃義さん(@hagemarua)が投稿した写真 –

 

他人の目を気にしないための考え方

そして、そういう空気を察してしまい、やるべき仕事はしっかりやっていて「もう今日は終わり!帰れる!」のに、なんだかみんなが忙しそうだとソワソワしちゃって、その空気に合わせた方がいいかなとか思っちゃって、仕事を探してムダに残業したり、ムダに居残ったりする、、、という人は要注意です。

コレって、他人の評価を気にする人、他人から嫌われたくない人、目の前の人からの承認欲求が膨らみまくっている人、その会社にしがみついている人によくある傾向だと思うんです。

残業している=がんばっている=会社のために実を削っている=評価される!という空気にやられているのです。

自分がそうだったのでよくわかるんですよね。

でも、もう気にせずとっとと帰ったほうがいい。ムダなことに時間も心も消耗する必要はないのです。自分の人生は自分にしか生きれないんだから、他人の目を気にすることはないのです。

ということで、そんな人が自分らしく生きやすくなる考え方について書いてみます。

 

1.会社に評価される=市場に評価されない

いまあなたやわたしがつとめている会社なんて、地球規模でみれば、ほんの小さなたった1つの豆粒みたいな場所なんです。そんな小さな世界の中の小さな小さな人間関係の輪の中で評価されることを目指すことに、どんな意味があるんでしょーかね!?だれか教えてくれー!

従来型の会社というのは、官僚的で中央集権的で、社内の力関係・政治的な動きが重要です。なにをするにしても権限を持った意思決定者をおさえる必要があるため、当然提案もそのキーパーソンの価値観に合わせて作られます。属人的な「閉ざされた意思決定」が主流なんです。

大事なのは会社の中のパワーバランスなので、他人から認められたい!承認されたい!と思う人がどうなっていくかというと、その会社がこの世界に存在している理由が薄れていく方向に向かうんです。パワーバランスと政治的な動きに注力しはじめ、世の中に「提供する価値」のほうが手薄になり、だんだん「市場」の感覚から遠くなっていく。

目の前にある世界がすべてのように感じてしまうと、知らず知らずのうちに外の世界でなにが起きているのかわからなくなり、世界から置いてけぼりをくらいます。

そうなると、地球規模で見たときに豆粒のようなその会社が、目の前の世界がもろくも崩れたらどうなるか、、、

市場で生きる力のない人が、いきなり大きな世界にポーンと投げ出される。

学校しか知らない日本人の小学生が、ニューヨークの交差点に投げ出される、資本主義社会の恩恵を受けてのうのうと生きているぼくが、アフリカのジャングルに投げ出されるようなもんです。

会社なんていつどうなるかわかりません。

「市場に投げ出されたときにどうするか?」くらいの想像や備えは間違いなく必要だと思います。

 

2.そういう集団心理が続いていく

たとえその会社が崩れなくても、そういう雰囲気や集団心理がずーっと続いていくということです。
社内の政治にばかり力を使い、世に求められている価値を提供することに注力できず、自分を押し殺してすり減らす。これがその会社にとっての常識となり、正しいこととなっていく。

なんなんすかね?もうここまでくると、意味わからんから説明してねっ!って感じですよね。
なんもいいことありませんし、なによりこれからその会社を信じて入ってくる若者たちの可能性にあふれた未来を奪うことになります。

そうならないためにも、個人がレベルアップしてかなきゃいけません。

外を見て、市場を感じて、個人が魅力的な人間になることを意識したほうがいいことたくさんありそうでしょ?

 

3.自分をひらけばいい仕事ができるし人生楽しくなる!

会社というのは本当に小さな世界なのに、そこにいるとその世界がすべてになってしまうのは本当に悲しいことです。視野が狭くなり、生き方が小さくなり、だんだん息が苦しくなってきます。

ここまで書いてきた通りなんですが、ある意味「クビになっても構わんぜよ!」と開き直って、自分の信じたスタイルややりたい・やるべきと思った仕事をアグレッシブにつらぬいた方が、絶対に楽しくて、自分のためにもなって、他人のためにもなって、世の中のためにもなって、後続の若者のためにもなって、最終的には会社のためにもなるとおもうんですよね。
 
<参考記事>
【これからの働き方】サラリーマンは「クビになっても構わない」という覚悟で働こう!
「腹をくくる」と自分を信じてワクワクしながら生きることができる。

実際ぼくはいま、クビになっても構わないという覚悟で働いています。

そうすると自分の言いたいことは言えるようになるし、信じたことをつらぬくための勇気とエネルギーが湧いてきます。

むやみに自分を押し殺して、消耗することも減りました。

でも本気で自分をつらぬくためにはそれなりの準備も必要です。本当にクビになったときどうするかもけっこう考えていますよ。

以下のような転職サイトにも登録だけはしていますし!




まとめ

 小さな世界に閉じこもって、ストリートに出れば「ただのおっさん」である人の評価に一喜一憂して、自分を消耗しながら生きていくのは本当にもったいないこと。

最近の転職サイトを見ていると、在宅勤務OKとか、フレックスとか、副業OKとか、自由度の高い働き方を認める会社も増えています。目の前のことがすべてなんだ!とこだわることなく、あらゆる可能性と選択肢を広げ、働き方の自由を手に入れよう。

それではー!

 

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。