シンプルに生きたい人必読。ひからびた価値観を捨て、より良い人生を手に入れるために必要なこと。

 
先日、実家の引っ越しがあり片付けを手伝いました。
狭い部屋に引っ越すとのことで、不要なものを捨てに捨てました。そのときにふと思ったこと。
 
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前の世代で培った価値観を次の世代へと受け継ぎながら、その家族、その地域、その国の価値観が形成されていきます。

 

日本にかなーり深く根付いている「もったいない」という感覚は、戦中戦後を生き抜いた人達の大切な価値観です。モノを必要以上に多く持たず、一つを大切に長く使う。これは身軽にシンプルに心地良く生きるためには必要な価値観だと思います。

 

ただ、その価値観の出発点はおそらく「シンプルに生きるためのツール」ではなく、モノがないという切実な状況からひねり出され、並々ならぬ努力によって始まったものだと私は思います。

 

いつの時代にも時代と時代の劇的な変わり目があり、その狭間に背景を知らずに価値観を表面的に受け継いでしまうと、とんでもないことが起こってしまう、というのが実家の引っ越しでよーく分かった気がしました。

 

私(1975〜1985くらい?)の親の世代って、「もったいない」という価値観だけを心に残して、モノが必要以上に溢れてしまった時代なんじゃないかと。

 

目の前のモノがここ数年全く使わなかったもので、理論的に必要がないものであったとしても、(基準はよくわからないけど)「もったいない」という感覚に心を支配されてしまって、捨てるという判断に進むことが難しくなってしまうのです。当然その感覚・価値観は、その子どもの世代の価値観にも影響していきます。

 

理由も知らずにそれ単体で受け継いできた「もったいない」という価値観は、モノが溢れる今の時代では「ひからびた価値観」なのです。

 

つまり、知らず知らずのうちに体に染み付いている価値観というものは、それ単体だと、ひからびた使えない価値観になってしまう可能性があるのです。それをそのままにしておくと、その人の人生を邪魔する存在として君臨しはじめる。

 

 

まとめ

そんなこんなで、ウチの親は無事にひからびた価値観を引っ越しの瞬間だけかもしれないけど捨て去ることができました。一時的にでも乗り越えられたことは素晴らしい変化です。
 
より良く生きたい、シンプルに生きたいと思っている人は、体に染み付いて当たり前になっている価値観を見直してみることが必要だと思います。人生を複雑にしているのは、大抵は自分自身でしょう。

 

価値観を変えるのって難しいけど、本とか読んで理想の形をイメージできれば少しずつ変われるかも。

 

あなたの人生の文字盤が見つかることを願っています。
それでは!
 

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。