【子育て】本当の学びは大人と子どもが対等でいられる場所にある

 
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photo credit: angela7dreams via photopin cc

 

フェイスブックを通じて出会ったこの2つの記事にとても共感しました。
 
「子どものころ死ぬほど勉強させられたから、いま幸せです」という人に、会った経験がない。

「学ぶことを今すぐやめよう」 IQ170の13歳少年が語った、”天才”の条件 | ログミー[o_O]

 

そして、その刺激によって思い出した、以前の投稿を引っぱり出して読み返してみました。
 
「サドベリーバレー」と「asobi基地」が実践している、人間に最も必要で大切なこと。 | SimpleeeLife

 

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自分が強く感じたことでも、形にできない時間が長ければ忘れてしまいます。だけど頭の片隅にはしっかり残っている。キッカケさえもらえれば、また復活するのです。大事なことを忘れかけた私に、思い出すキッカケをくれた情報化社会に感謝です。笑

 

・本人がやりたいと思ったり、学ぶ必要があると感じたときに学ぶのが一番。
・受け入れるだけの「学び」はもういらない。学ぶことをやめ「独特の観点」で考え始めよう。

 

これらは2つの記事で言われていたことです。
一般的に「学び」と言えば、学校や塾などで教えられる勉強の事を連想するんじゃないかと思います。それはきっと、能動的に探し求める「学び」ではなく、いつも同じ場所に行き、本人の意思とは関係なくただ受け入れるだけの「学び」であることが多い。

 

普通の大人はそれらが必要だと言います。自分たちが通ってきた道だし、そのプロセスを通じて常識と教養を手に入れ、社会に出たときに食いっぱぐれないための手段であると信じています。というか、学校に行くこと、「学び」を受け入れることは当たり前になり過ぎてしまい、手段というか目的にすり替わってしまっている。

 

でも果たして本当に、それは重要なことでしょうか?
そんな風に考えさせられる時代にもなってきましたし、そう信じて「学ばされて」きた自分の現在にも疑問があります。

 

 

本当の「学び」とは受け入れるだけのものではなく、必要だと感じたときに自ら進んで探究するものなのです。
受け入れるだけの「学び」は、まったく身にならないし役に立たない。誰しも自分が選択したものにしか、情熱を注ぐことができない。人それぞれ、何に興味を持つかも、学びが必要なレベルも、どんな風に学びたいのかも、そのタイミングも違うから。

 

 

それらの条件が一つでも合わないとき、それはその人にとって「学び」のタイミングではないし、押し付けられても本当の意味での吸収や消化はできないんです。

 

逆に、「今学びたい!」と自発的に思って学んだことって、取り組む姿勢も違うし吸収のスピードが全く違います。そういう経験ありませんか?社会人になって、必要なスキルのために学ぶようになってやっと、それを実感するようになりました。

 

 

画一的に同じタイミングで同じ方法で教えることは、「学び」ではない。だから「学ぶことをやめよう」と、現在15歳でIQ170のジェイコブ・バーネットさんは言うのです。みんなが「学び」だと思っていることは「学び」ではないよ、と。

 

古びた価値観の中にどっぷり浸かっていると、それが正しいのか間違っているのか、子どもにとって必要なのか不必要なのか、という思考を回す以前の問題で、ただただ体がそれに従うのみなのです。だから、それに気づいて欲しくて、彼は学ぶことをやめようと衝撃的なことを言うのです。

 

大人も子どもも、この世界で生きる人はみんな、フラットな地を一緒に歩いています。ただ、先に歩きはじめたか、歩くのが速いかという差があるだけ。そこに上も下もないんです。先に生まれたからって何がそんなに偉いのでしょうか?

 

大人は、体に染み付いてしまっている古びた価値観で、子どもに学びを押し付けてはいけないのです。押し付けた瞬間、それは学びではなく、窮屈な檻になってしまう。そうなってしまったら、それに関してはもう学ばないかもしれません。

 

子どもは学びたいときに、学びたいことを選択し、そして恐ろしいほどのスピードで学ぶのです。
大人は助けを求められた時以外は、ただ黙って見守るだけでいいのです。

 

・子どもも大人も対等に、人を人としてリスペクトし、自由の意味を知って、創造をためらう必要のない場所。私も、そういう場所を作っていきたいな、と思いました。

 

これは以前の投稿で私が書いた言葉です。
子どもがどうとか言う以前にこれが必要なのは、まずは自分なのだろうと今はっきりと分かります。

 

学びたいというのは人間の基本的な欲求だと私は思います。その自然な成長を妨げているのは周囲の大人の価値観です。きっと、すべての人が対等で、人を人としてリスペクトできれば、自由の意味が分かり、大人も子どもも自然な学びの中で創造をためらうことなく自己表現できるんだろうな、と思いました。
 
そんな場所を作ることを目標に、まずは初心に帰り、今できることを積み重ねていこうと思った次第であります。
 
それでは。
 

 

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。