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自分のやりたいことが見つからないとか、自分自身がどんなことに向いているのかわからない、という人は結構いるんじゃないかと思います。何を隠そう私がそうですけど、何か?笑
ブログを始めて、自分の頭の中を整理しながら書いてきて思うことは、人生は自分がやりたいことをするためにあり、そのためには「自分らしさ」「自分の特性」「自分の好きなこと」「自分が無意識にしていること考えていること」、つまり自分自身のことを深く知り、自分らしく生きようとすることが本当の意味で生きるということなんだろうな、ということです。
かっこよく言えば、自分とは何者かを探し続ける旅こそが人生そのものである、と言えるのではないかと思います。
まあ、実際そう思ったところでどんなに考えても、自分という存在がまだまだよくわかりません。
そこで、まずは自分が好きなこと・やりたいことを見つけることが、自分を知るためのすべての出発点だと思うわけです。特にこれまで厳しい現実に直面しながらやりたいことを諦めて生きてきたと感じている人にとっては、自分に素直になってそれらを再発見することに、とても大きな意味があるように思います。
では具体的にどうすれば自分について知ることができるのか?
自分を発見するための方法が、この本に書いてありました。
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なんでも、うらやましいという感情の中に、自分を発見するためのメッセージが隠れているそうです。
引用しながらその方法をシェアします。
つい人のことをうらやましいと思ってしまう
成功した人や、幸福そうな人を見ると、つい「うらやましいなあ」と思ってしまいます。そして素直に喜んであげられない自分を「ああ、情けないなあ」と思います。
(中略)実はこの「うらやましい」という感情は、「自分を再発見する」のにとても貴重なメッセージを発信しています。ですから「うらやましい」と思ったらチャンスなのです。
人の成功を素直に喜べなかったとき、「うらやましい」と感じたり「負けたくない」とか思う気持ちというのは、自分を知るためのサインだということです。で、そのサインに気づいたときに、どうするか?
まず「うらやましい」と思うもののデータを集めます。(中略)例えば、「○月○日電車の中/所得番付を見て/あの脚本家が入っていた」とか、「○月○日吊り革広告/宝くじに当たった人の話」というふうに。
かき集めたデータの対象を考えてみます。スポーツであったり、芸術であったり、文学であったりします。まず、大まかでよいですからそれを探ってみます。
たとえば、自分が絵画に興味があるとすると、スポーツで誰かが金メダルを取っても、あまりうらやましいとは思いません。というより「よくやったなあ」とエールを送りたくなります。でも誰かが絵のコンクールなんかで、若くして大賞を取ったりすると「うらやましいなあ」になります。
つまり、自分がうらやましいと思えるものに、自分は興味があるのだということです。
そしてうらやましいと思った相手を実は自分のライバルだと思っているのです。
データを集める。文字にすると客観的にそれを見つめることができるかもしれません。
モヤモヤしたら書き出す!というのは習慣にした方がよさそうです。
「うらやましい」とか「負けたくない」という感情を捉えたということは、とても貴重なことだと著者は言っています。心の底ではその人に負けたくないという気持ちが起こったということは「よし、私も頑張るぞ」という気持ちの表れであり、集めたデータを真剣に検討していくと、
自分はこの人生で本当は何をやりたいと思っているのか。
自分は何に心のエネルギーを注ごうとしているのか。
がわかってくる、と。
1つ注意が必要なのは、お金や名誉などの「途中の欲」を人生の目的と思うと間違えるよ、ということです。
お金はそれを使って何かをしたりする手段だし、名誉は勝手についてくるものです。
これらが人生の目的になると、お金や名誉がついてこなければ「意味がない」ということになりかねません。お金がなくても、認められなくても、ずっとやりたいこと。それこそが「人生の目的」かもしれない、ということです。
いかがですか?これって「思い方」を変える素晴らしい方法だと思います。
自分から湧き出てくる感情を知り、感情の奴隷にならずに、自分の人生の目的を見つけることができるかもしれない、と思いました。ちょっと試してみようと思います。
あなたの人生の文字盤が見つかることを願っています。
それでは!