お金が教えてくれるもの。人が人らしく生きていくことの大切さ。

 
「お金」というものを生み出した人は、世界を作った神様と同じくらいすごい人だと思います。
 
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photo credit: kevin dooley via photopin cc

 

今僕たちが生きている世界にたくさんの素晴らしい「モノ」が溢れているのは、「お金」のおかげです。そして、豊かさの尺度、幸せの価値観、喜びや憎しみ、悲しみや楽しみ、平和や争い、生きるとか死ぬとか、、、大なり小なり、世界を左右するもののほとんどに「お金」は介在しています。
 
人が生み出したもの・創造したものは全て偉大なものだと、以前ブログで書いたけど、この「お金」だけはどうも特別なもののような気がしてなりません。エデンの園の知恵の樹、禁断の果実のような存在じゃないかとも思ってしまいます。
 
お金は、物物交換の延長線上に生まれたものだと聞いたことがあります。「モノ」の価値相応の「お金」を支払うことで、欲しいものが手に入るシステム。やがてそのシステムは、「お金」に過剰な価値を付加し、「お金」そのものが価値であるかのように一人歩きし始め、「お金」が手段ではなく目的そのものになってしまった人の人生を狂わせてしまうこともあったのではないでしょうか。

 

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今や、お金がなければ生きていけない世界に僕たちは存在しています。正確には、そうとしか思えないような価値観や生き方しか知らないで生きている。お金がなければ生きることも、楽しいことも、子供をより良く育てることもできない、と信じています。
でもそもそも、お金の存在する意味ってなんだったのだろうか?
 
本来、「お金」はその人が「価値と感じるもの」との物物交換だったはず。私が想像するに、神様のようなお金の創造主(あくまで想像上の人物だけど)は、「価値あるもの」が世界に溢れてくれることを願って、お金というものを創造したのではないでしょうか?
しかし、それは今や、戦争の引き金にさえなり得る恐ろしいものになってしまったのです。

 

 

あなたが価値を感じるものは何ですか?
食や住居という、「安全」「安心」のような生命のベースとしての価値がまず存在します。その上で、心が踊ってワクワクするもの。つい嬉しくてニヤけてしまうもの。涙が出るほど感動したり、役に立ったり、助けたり、助けられたり、共感したり、一体感を感じたり、応援したくなったり、楽しくなったり、かっこよさや美しさを感じたり、安らぎや癒しを感じたり、ストーリーや背景を知ったり、、、、
 
人の心が喜ぶものの対価としてお金は存在し、そのおかげで、お金を受け取った人はまた新しい価値を生み出すことができるとも考えられないでしょうか?
 
お金を稼ぐことは、だからすごいことだと思うし、今となっては世の中をより良く回していくためには必要なものだとも思います。ただ、使い方を間違えると大変なことになってしまう恐ろしいものでもあるということを、肝に命じなければいけないもの。何か一つに偏りすぎると、大切なことが見えなくなってしまうのだと思います。

 

 

人が本当に価値を感じるものは、結局は人の手によって創造された、人が人らしさを感じられるものなのだと思います。
 
お金が教えてくれること。
それは、本当に大切なものって、やはり人と人とのつながりであるということで、それを忘れてはいけないのだと思います。
 
「お金」は人らしさを失わせる側面を持ち、同時に人らしさを考えさせるもの。
禁断の果実が、まさにアダムとイブが人として生きていく苦悩を与えられたように、「お金」もまた、人が人らしく苦悩しながら生きていくために必要なものなんじゃないかと、そう思います。

 

あなたの「人生の文字盤」が見つかることを願っています。
それでは!
 

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。