【ミスチル人生論】「イミテーションの木」が人と人とのつながりを生むのなら、サラリーマンも悪くない。

rape and the tree
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イミテーションの木の下を 少年が飛び跳ねている
それを見た誰かの顔がほころぶ
情熱も夢も持たない 張りぼての命だとしても
こんな風に誰かを そっと癒せるなら

Mr.Children「イミテーションの木」より

 

この歌を聴いて脳みそが刺激され、思いついたことを書いてみます。
あくまで個人的な考えで賛否あると思いますが、、、

 

夢見た仕事ができていない、そもそも夢を持ったり情熱を注ぎたいと思う仕事がない、という人はきっと多いのではないかと思います。諦めもあれば、まだ出会っていない、など理由は様々で、実際私も「夢」と言えるようなものをすぐに口にすることはまだできません。
やりたいことはあれど、それを人生をかけてやりたいんだ!という絶対的な強い気持ちや覚悟を持てるかと問われれば、「?」だからです。
じゃあ、ぶっちゃけ今の仕事が好きか?と言われればそうだとは言えません。

じゃあなぜ今目の前の仕事をしているのか?

 

別になんでも良ければ、もっと色んな経験を求めて外に出た方が成長につながるし出会いも増える。そりゃサラリーが減少するリスクはあるかもしれないし、今のままがいい、新しく仕事を覚えるのは面倒だ、環境が変わるのは疲れる、など不安な要素はたくさんあるかもしれないけど、じゃあ何事もなく自分から変化を求めないで現状を維持できるか?と考えれば、このご時世にそれは「NO」でしょう。
そうであれば色々な仕事を経験することは、短期的なリスクはあるけど、きっと「経験」という意味で長期的に見れば取った方がよいリスクな気がします。
まあ、仮に安定しているだろうと思われる仕事だとしても、ぶら下がってるだけでつまらない、と私は思ってしまいます。

じゃあなぜ今の仕事をしているか?

 

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私の中では、「人と人とのつながり」でしかないというのが結論です。

 

これは持論ですが、人は人に影響され、人とのつながりの中で、その人の夢や情熱に引き込まれてエネルギーに変えるところがあると思っています。たとえ本当にそれに対する情熱を持っていなくても、その人が好きだったり、人間として尊敬していたりすると、その情熱を自分の中に取り込んでエネルギーにすることができる。それが人間のスゴイところです。

その仕事をする理由とか、そこで働く理由なんてそんな大層なものでなくていいのではないでしょうか?
夢や情熱が、オリジナルなものでなくても、誰かの想いを実現させたいという「想い」でも、それは確かにその人の夢や情熱だと、私は思います。
(つまり、だからこそ、サラリーマンは上流の方にそういう想いの部分を求めてしまうのかもしれません。サラリーマンは結構わがままなのです。)

 

自分の生き方に明確な理念があり、叶えたい夢や注ぎたい情熱を強く持っている人だったら、(会社の理念が全く同じである場合を除いて)そのエネルギーを使って、独立して自分の事業を始めればいいと思いますし、もう始めているはず。
でもそう生きれるのって一部の人で、人は少なからず、現実的に生きていくことと、自分のやりたいことに折り合いをつけて生きている。
だけどきっと自分のやりたいこと、生きる意味みたいなのがそれぞれにあって、みんな無意識にもそれを探して生きている。で、それが見つかるまでは、そういう「人の想い」に触れて「人と人とのつながり」に影響されてエネルギーを使うっていうのは、完全に「アリ」だと思います。

 

あの人と一緒に仕事をすると楽しいから、あの人が好きだから、あの人を尊敬しているから、あの人の考えに共感できるから、あの人が喜んでいると自分も嬉しいから。

これこそ、人の根底に流れる原動力、エネルギー源ではないでしょうか?

その夢や情熱が「イミテーション(=まがいもの)」だとしても、それで人と人がつながってエネルギーが生み出されるのなら。それにはとても大きな意味があって、その人がそこに存在する意味があるのではないかと、そう思う今日この頃です。

極端な話、私にとっては人とのつながりだけが、今の仕事をしている生命線だと言えてしまいます。

 

そこに好きな人がいるから。理由は単純でいい。
単純で原始的だけど、今たくさんの人が忘れかけているような気がする、とても大切なこと。
人と人とのつながりを、もっと大切にしよう。

 

このCD、私は好きです。

 

あなたの「人生の文字盤」が見つかることを願っています。
それでは!

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。