起業したいと思っているサラリーマンの背中を押す5つの言葉。

 

 
初版が1997年のとても古い本ですが、まさに今の自分のためにあるような本です。
16年も前なのに内容は色あせていない。すごいのか、日本社会の雰囲気が16年前と変わっていないだけなのか?はわかりませんが、、、
 
この本の中から独立起業を考えている人の背中を力強く押してくれる、5つの言葉を抜粋して紹介したいと思います。
 

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photo credit: pure9 via photopin cc

 




 

計画を立てて独立しようとする人より、クビになった人のほうが成功する。

 

今の時代は独立して失敗することより、沈みゆく大型船に乗っていることの方が不安です。独立は計画的にするものではありません。

見通しが立ってから独立しようとしていたら、一生独立できないのです。

独立は結婚と同じです。独立は、勢いでするものです。
計画性はいらないけれども、心構えは要ります。
「いつクビになって、いつ独立しても、生きていけるぞ」という覚悟です。
計画をきっちり立てて独立する人よりも、クビになってえいやっと独立する人の方が成功します。

 

なんとなく自分にマッチする部分があります。でもそうは言っても無計画過ぎたら不安なので今必死に考えているところですが、、、
驚くのは16年も前から「沈みゆく大型船に乗っていることのほうが不安」な時代であったということ。
この16年、日本はさほど変化していないのだろうなと感じます。

 

 

自分の子どもにこう自慢しよう。パパはね、会社を作ったことがあるんだぞ。

 

確かに失敗する可能性は非常に大きい。必ず成功するとは約束できない。でも失敗したっていいじゃないか。
将来自分の子どもができた時に、「パパは昔会社を作ったことがあるんだよ」と胸を張って言おうじゃないか。
世の中には会社はたくさんある。会社に勤める人はたくさんいる。でも、自分の会社を作るなんていう機会は、すべての人には巡ってこない。たまたま巡ってきたとしても、そこで会社を作らないことのほうが多い。
失敗するかもしれないけど、会社を自分で作ってみようという機会に恵まれたことは、それだけでも幸運なことだ。昔、会社を作ったことがあると胸を張って言えるように、やってみよう。
 
そう言って2人は会社を作ったのです。
これがスティーブ・ジョブズとスティーブン・ウォズニアックです。
無名の大学生時代に、借金をして作ったのが、アップルコンピュータ社です。

 

私の父も脱サラして、スーパーをやり始めた人です。
結局はうまくいかず、途中で潰れてしまいました。大学を卒業するくらいの頃は、「親父のようにならないように、サラリーマンになろう」的な考え方でしたが、今は尊敬のまなざしです。あの当時、人と違うことをやろうと決断して踏み出すことは、とても勇気がいることだろうと思います。
例えただのバカだったとしても、誰もが選んだ堅実な道とは違う道を選んだ親父を尊敬しています。
 
自分にもできる。親が子どもに、自分を信じて一生懸命になっている背中をみせることは、子どもの成長にも必ず良い影響を与えるはずです。

 

 

涙もろい感激屋が、成功する。

 

独立して成功する人と失敗する人が分かれているとしたら、ダメな人はどんなに頑張ってもダメなのでしょうか?そんなことは決してありません。起業家としてのセンスがあるかないかのポイントは、その人が人間として感動できる人かどうかです。
独立して成功できる人の唯一の共通点は、感動できる人だということです。
今まで一度も感激したことがなくても、一生感激しない人で終わるとはかぎりません。20歳になっても30歳になっても、50歳でも70歳でも、初めて何か感動することに出会った時に、その人は感動する心が芽生えて、そこから独立が始まる。何歳からでは遅すぎる、ということはありません。

まず何かに感動できることが、起業家になる一番大事なスピリットです。

人間というのは、一瞬で生まれ変わります。何かに感動した時、あなたは、独立への一歩を踏み出しているのです。

 

心が動くこと、感受性が豊かであること。これが起業家として一番大事なスピリットだと言っています。
感情を押し殺すことなく、ありのまま感じたままの自分を大切にできるようになること、つまりは子どもの頃の純粋だった自分を取り戻すことができれば、起業家としての第一歩を踏み出せるということではないかと私は思います。

 

 

「冷やし中華始めました」という感覚で独立すれば成功する。

 

世の中が動いていくと、時代に対応していけない組織に無数の穴が生まれます。独立すれば「今日から、こういうのを始めます」と言って、インターネットで告知するだけで依頼が来て、ビジネスが始められます。
「冷やし中華始めました」という感覚で、ニュービジネスが始められるのです。「こういう仕事をして欲しい」という世の中の需要はたくさん転がっています。世の中の人はお腹かすいているのです。マーケティング論をうんぬんするよりも、とりあえず始めてみる。需要があればいいし、需要がなければやめるだけです。
試行錯誤によるリスクのハードルが、今はどんどん低くなっています。それを繰り返しながら、事業規模もどんどん大きくしていける。最初から大きいことをやる必要はありません。最初から大きいと、機敏に動けないのです。

小さく生んで、大きく育てる。

新しいビジネスを始める時は、この発想が大切です。

 

「冷やし中華始めました」的な感覚で始めればいいそうです。笑
アイデアと、集客と、実行力ということですね。そして、小さな実験を繰り返す。ダメならまた方向修正をする。その失敗や成功を繰り返しながら、うまくいく道を探して行く。なるほど納得です。

 

 

才能を見つけてから独立するのではない。独立することで、才能が見つかるのだ。

 

「独立したいけど、自分になんの才能があるのかよくわからない」という人は、どうすればいいのでしょう。
才能を見つけるには、すぐ独立することです。才能が見つかってから独立するのではありません。独立することで、あなたは自分の才能を見つけることができるのです。独立しないかぎり、自分の才能を見つけることは永遠にできないでしょう。会社に、あなた個人の才能を見つけてもらうことを期待してはいけません。

自分の才能を見つけたかったら独立することです。

 

中谷さんは、「やってみたけどつまらなかった、という経験をしよう。」とも言っています。
自分自身が何に向いているのか、どんなことが好きなのかということは、それをやってみないとわからないものです。一つのことしかやっていなければ、他のことの良さも悪さも本当の意味では絶対にわからない。とにかくやってみることが大切。
「あなた自身をわかっていくことは、あなた自身の喜びの発見なのです。」と中谷さんが言っている通りだと思いました。
(とにかく行動することの大切さについての関連記事→「とにかく行動する!」自分を奮い立たせるために行動力の大切さについてまとめてみた)

 

 

いかがでしょうか?私はこの本を読んでみて、なんとなくですがイケるんじゃないか?と思ってしまいました。すべては勘違いから始まるのです。
また、自分自身の成長を目的にすれば、起業は絶好の学びの場だということがわかりました。
心が動いた方はご連絡ください。一緒にやりましょう!
 
それでは!
 

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1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。