散りゆく桜を見て「変わらないために変わっていく」生き方に強さを感じる。

 

木によっても、育ち方が全く違う。
育ち方が個性になっている。

 

くねくねと曲がりながら育つ木もあれば、まっすぐ天に突き刺さるように伸びる木もある。
花が咲く木もあれば、咲かない木もある。

 

ちょっと前まで何とも思わなかったけど、今は曲がりくねって伸びている木に妙に惹かれてしまう。
なぜなら、環境に合わせて常に変化をしながら、それでも成長していくチャレンジャーに見えるから。

 

何百年と生きていれば、気候の変動、大気の変動、地震や雷に出くわして、時には危機的な状況に陥った時代もあったかもしれない。
それでも、いくつかの道へ枝分かれしながら、時にねじれ、時に真っすぐ、時に曲がりながら、引力の法則に逆らって上へ上へと伸びながら、毎年キレイな花を咲かせてみせる。

 

毎年花を咲かせるために、変化を恐れず常にチャレンジしている強くたくましい姿である、と私は感じる。
「変わらないために変わっていく」その生き方を想像し、胸を打たれる。

 

生きていく上で、苦しいこともたくさんある。
その度に、考え方や性格が変わっていくことは別に格好悪いことではない。
その心が、「自分が本当に大切だと思うもの」と向き合っているのであれば。

 

散りゆく桜をみて、ふとそんなことを思った。
 

2013_ 4_16_ 6_18
上田市指定天然記念物
「義仲桜」樹齢800年

 

それでは。
 




 

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。