「今日も心臓が動いている」と気づいたときにやりたくなったこと。

 

いつもは当然のように朝目覚めて、当然のようにトイレに行って、当然のように水を飲み、当然のように一日がスタートする。

でもたまに、なぜか、「あ、今日も心臓が動いている。生きているな。」と、ベッドの上で目覚めた瞬間に感じることがある。

いつもはなにも感じないで生きているけれど、朝起きて、「心臓が動いている不思議」を感じることがある。

 

今日も世界から誰かがいなくなり、そして自分がこの世界で生きていることは、とても不思議なことだ。

もしかしたら、自分がいなくなって、いなくなるはずの誰かが生きているはずだったかもしれない。

だから「今日も自分の心臓が動いている」ことは不思議なことなんだ。

 

一生懸命生きて、まだまだ生きてやりたいことがあったであろう、今日いなくなった人が握りしめていたバトン。

「大丈夫、次につなげるよ」

と、伝えられることはほとんどない。

でも、今日の朝も心臓が動いていたぼくは、

今日いなくなってしまった人が持っていたそのバトンを受け取って、

そこに染み込んだ気持ちを勝手に解釈して、

心臓が動かなくなる朝の、前の日まで、

そのバトンを握りしめて、

心臓が動いている次の誰かに手渡すこ仕事を、

したいと思った。

 

「大丈夫、次につなげるよって直接伝えたかったな」とか、この先後悔しないように。

大切な人が持っている次につなげたいと思っているバトンを、

会って、話して、聞いて、限りある同じ時間と空間を過ごして、感じたいと思います。

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1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。