「いい会社」5つの条件。

 
こんにちは!
「いい会社」とは何か?考え始めた信州上田の大野です。

ずいぶん前(2016年6月号)ですが、雑誌wired(ワイアード)で「いい会社」特集をしていました。

 

「いい会社」にしか投資しないという鎌倉投信さんが選んだ6つの「いい会社」を紹介しながら、「いい会社」とはどんな会社なのか?を探る特集がされていました。

wired2016年6月号からぼくなりに読み解いた「いい会社」の条件。

ぼくの中での結論は、「働く人が仕事が楽しいと感じている」会社は、「いい会社」である!でした。

 

ヤマトに学ぶ「いい会社」の作り方

ヤマトは、いわずと知れた輸送会社です。

いま世界に欠かすことのできないモノを運ぶインフラを拡張・維持している会社。

ヤマトには「変えるべきもの」と「変えるべからざるもの」があると社長が言っていました。

変えるべきものはサービスや制度や仕組み。
時代に合わせて、どんどん変えていくべきもの。

変えるべからざるものはヤマトが創業から脈々と受け継いでいる価値観とかDNA。

「全員経営」というヤマトのDNAを守ることが社長の仕事

と、ヤマトホールディングスの山内社長は言っていました。

【スポンサードリンク】


 

未来工業の描く「いい会社」

「常に考える」をモットーにしている岐阜県にあるスイッチボックスメーカー、未来工業。

一番大事にしていることは、「社員を大切にすること」だと言っています。

それがお客様を大切にすることにつながる、と。

お客さんが楽しんでくれる芝居は、やってる人間が楽しんでいなければつくることはできません

本心ではどう感じているのか、表面には見えてなくても伝わってしまうものです。

社員が楽しめる、社員を大切にしている会社が、「いい会社」なのかもしれません。

 

ハーツユナイテッドグループの描く「いい会社」

ゲームなどのバグを検出するデバッグサービスを提供しているハーツユナイテッドグループ。

この会社は、俗にオタクと呼ばれているニートやフリーターを積極的に雇用しています。

彼らが活躍できる場所をつくるのが、ぼくらの役目です

と、宮澤社長は言っています。

オタクの持つ力を引き出し、世の中で活躍する舞台を作っている会社。

働く人の個性が活き、力が引き出される会社が、「いい会社」なのかもしれません。

 

エー・ピーカンパニーの描く「いい会社」

塚田農場などの居酒屋チェーンを展開するエー・ピーカンパニー。

副社長の大久保さんは、

人は勝手に成長するものだから、メンバーの力を見極めて最適な「場」を提供することが一番重要

と語っています。

人生を通して財産となる、「人間力」を育てることが重要だ、と。

働く人の人間力を育てようと考え、行動し、一緒に成長していく会社が「いい会社」なのかもしれませんね。

 

トビムシの描く「いい会社」

トビムシは、森という地域の資源を活かして守るために林業を行っている会社。

世の中が経済資本に偏ってしまっている気がしたので、自然資本の指標で考えようということではじめたそうです。

経済と自然、どちらも大切だけど、偏るのではなくバランスが大切。

事業性と社会性、どちらも両立している会社が「いい会社」なのかもしれません。

 

日本環境設計の描く「いい会社」

日本環境設計は、プロジェクトを通じてリサイクル文化を根付かせようとしています。

バックトゥーザフューチャーで出てきたゴミで走るデロリアンを作ったりして、リサイクルを楽しいイベントに変え、多くの人を巻き込んでいる。

楽しくなければ続かないんです

と岩本会長。

楽しくて、みんなが参加したくなる企画を立て、事業性と社会性を両立できる会社が、「いい会社」なのかもしれません。

 

まとめ

ここまで読んでくると、どの会社も「人」が軸ですよね。

1.大切にしてくれる
2.個性を力に変えてくれる
3.人が活躍でき、認められる
4.人が成長できる場を与えてくれる
5.やりがいと生活を両立できる

これらはすべて、「人が楽しくなる」ことにつながっています。

なので、「仕事が楽しい」会社が「いい会社」なんじゃないかとぼくは思ったワケです。

日本環境設計の岩元会長の、

楽しくなければ続かないんです

という言葉が響きましたねぇ。

働く人もお客さんも、その会社の活動を通じて、個性を活かし、活躍成長でき、人間力が高まっていく。

そんな会社は、文句なしに「いい会社」なんじゃないでしょうか?

それではー!

 

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。