子育てスパイラルアップ法!友達の影響力から脱出して主体的な選択をするクセをつける。

 
ads:


 

才能を引き出すエレメントの法則の著者、ケン・ロビンソンさんがこんな事を書いていました。ちょっと引用します。

 

発達心理学者のジュディス・リッチ・ハリスによると、人間の発達には個人の気質、両親、仲間という三つの力が関わっている。そして、仲間からの影響は両親からの影響よりはるかに強いと述べている。
「子どもたちが仲間同士でつくる世界は彼らの行動様式を決定し、生まれもった性格まで変えてしまうため、子どもたちの将来の人間像にまで大きく影響する」

 

photo (1)

 

自分がそうだったのでよくわかるのですが、子どもは友達の影響を良くも悪くももの凄く強く受けて成長していきます。
 
これは子どもとの毎日の会話でよくわかります。
昨日まで何とも言っていなかったこと(何とも思っていなかったこと)について急に熱を帯びて話しだすことがたまにあります。
こんな時は「あっ、これは友達の影響を受けているな」というのを感じますね。
 
その中にも良い影響を受けている場合と、悪い影響を受けている場合がありますよね。
まだ手や目の届く小学校くらいまでなら、子どもに良い影響を与えるものだけ親が選別してあげてもいいかな?と私は思っています。
これには賛否があるかもしれませんが、中学生にもなればもう何をやっているかわからなくなっちゃうんですから、できる範囲までならいいのかな〜?と。

 

 

で、ここからが本題です。
私は、誰かや何かの「おかげ」で誰かや何かを「好きになる」ということはとてもいいことだと思います。
友達との関係や影響は、時にチャレンジへのエネルギーになるし、何かを「好きだ」という気持ちもそれに取り組むための原動力になる。
だから、ウチの子どもが例えば「誰々がサッカーやってるから一緒にやりたい!」と言えば、こちらもがんばって「おお、いいね!やってこい!」とほぼ無条件で受け入れてあげるようにしています。これはサッカーに限らず。

 

だけどここで注意したいのが、最終的に誰かや何かの「せい」で誰かや何かを「嫌いになる」ということ。
これは私は良いことではないと思っています。
 
始めるきっかけはいいんです。友達の影響でも。
でも目の前のことを「嫌いになった」ということが、友達の影響であって欲しくないと私は思います。
 
それは「友達のため」にやってることであって、「自分のため」ではないから。
何度も言いますが、始めはいいんです。「友達のため」でも。
だけど「嫌いになる」「やめたい」というときに、友達は関係ないのです。
これでは目の前のことに主体的に向き合う気持ちは育たないと私は思うのです。

 

例えば、友達にいじめられてどうしようもなくそこに所属しているのが辛いとか、その場が合わないということであれば環境を変えるという選択もアリです。
 
でもそんな場合でも、まずは目の前のことを「やりたい」か「やりたくない」かを自分の気持ちに正直になって確認できるような方向に導いてあげたい、と思います。
そうしないと、目の前のことは「やりたい」のに、「やめたい」気持ちが先行してしまって、無理矢理にでも「嫌い」という気持ちを作り出す気がしてしまうのです。

 

目の前の取り組みについて「やりたい」「やりたくない」という判断を自ら下すクセをつけることで、誰かのせいではなく、自分で決めた道を選べるようになるのではないかな、と思います。
 
それでは。

 

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。